京都で開催される社会課題解決イベント「BEYOND2025」
概要
2023年10月3日と4日、社会課題解決をテーマにしたカンファレンス「BEYOND2025」が京都リサーチパークで開催されます。本イベントは、総勢31名の豪華ゲストが参加し、トークセッションやワークショップなど、多彩なプログラムが用意されています。社会起業家や行政関係者が一堂に会し、「再分配」というテーマを中心に、持続可能な社会の実現に向けた具体的な方策を議論します。
多彩なセッションの内容
1日目(10月3日)
1日目は、社会課題解決の実務に関わる各界のリーダーたちがパネリストとして登壇します。市長やフィランソロピーアドバイザー、インパクト投資家などが参加し、彼らの貢献や挑戦について語ります。特に注目されるのは、参加者同士が意見を交わし、「インパクト・エコノミー」として知られる新たな価値創造の方法について議論する場です。
また、数万ユーザーを抱えるスタートアップの創業者とストーリーテリングの専門家が、自分たちがどうやって「民衆」を動かすのかについて実践的な知見を共有します。ムーブメントを起こすための戦略やカスタマーツールについての具体例が紹介され、参加者が新たなインスピレーションを得られる内容となっています。
さらに、大企業が持つ社会課題解決に対する挑戦をリアルに語るセッションも行われ、成功例だけでなく失敗例も共有されます。これにより、企業がどうやって社会的責任を果たすことで成長していくのか、その全体像が明らかになります。
2日目(10月4日)
2日目では、金融の専門家たちが集まり、資源の配分がどのように行われているかを深堀します。特に「社会起業は儲からない」と誤解されることが多い中で、社会課題にリソースを流すための新たな仕組みや考え方に焦点を当てます。
さらに、行政の役割についても詳細に探るセッションが設けられ、どのように官民連携が進むのかを知る貴重な機会となります。
特別企画「COM-PJ FINAL PITCH」
本カンファレンスの期間中、社会起業家支援プログラム「COM-PJ」の最終発表である「COM-PJ FINAL PITCH」も行われます。ここではスタートアップによるピッチが行われ、審査員のフィードバックを通じて、より良い事業アイデアへと進化させる機会が提供されます。
参加者の声と出展者情報
また、参加者には「応援チケット」が配布され、来場者が共感したNPOや一般社団法人へ応援の声を届ける仕組みも設けられています。最終的には、これらの票数に基づいて、実行委員会から賞金が授与される予定です。これは「再分配」の概念を体現する素晴らしい試みです。
出展者には、社会起業家やNPO、フード関連、スポンサー企業など、合計40近い多彩な団体が参加。各ブースではそれぞれの活動内容やビジョンについて学ぶ機会があり、異なるバックグラウンドを持つ人々との交流をお楽しみに!
まとめ
「BEYOND2025」は、単なるカンファレンスに留まらず、参加者が具体的な課題を解決するためのヒントを得るための場です。多くのセクターから集まる実践者たちが共に考え、共に成長するこの機会を逃さず、ぜひ参加してみてください。