春分の日は「伝統産業の日」。大丸京都店での特別展示
2025年3月20日(木・祝)は春分の日であり、同時に京都の伝統を祝い、深く根付いた文化を再考する「伝統産業の日」として定められています。この日のために、大丸京都店では毎年特別なイベントが開催されるのです。2025年も例外ではなく、3月19日から25日までの期間に「京の手しごと」展が行われます。
伝統と革新の融合
今回の展示では、京都の伝統工芸に携わる匠たちが、その技を駆使して生み出す芸術作品の数々が紹介されます。京都市と大丸京都店が協力して、毎年異なる作品を展開し、訪れる人々に新しい発見を提供しています。特に、ファッション雑誌「FUDGE」とのコラボレーションにより、現代的な感覚と伝統美のハーモニーが生まれています。
会場となるのは大丸京都店の4階、リビング売場「暦²(こよみごよみ)」。営業時間は、10時から19時となっており、最終日である25日は17時に閉場します。入場は無料ですが、一点ものの作品も多く、早い者勝ちの世界ですので、是非お早めに足を運んでください。
出展作家たちの紹介
出展される作品は、各作家それぞれの個性と技術が活かされています。例えば、
futabaccoは京焼・清水焼を用いた手描きの器に温もりあるマット釉薬で、遊び心満載の作品を提供します。
また、
雀休は、伝統的な京こまの技術を受け継ぎつつ、木綿生地を丁寧に重ねて制作したおもちゃを展示。一つひとつに職人のこだわりが詰まっていて、見る者を惹きつけます。
さらに、
釉裏紅では、下絵付け技法を駆使し、色合いと素材感を考えた器が特徴です。料理との相性も抜群で、日常使いだけでなく、特別なシーンでも活躍しそうです。
他にも、
京都の染屋がつくった™では、着物用に手染めされた絹の生地が現代のライフスタイルに調和するアイテムとなっています。美しさと実用性を兼ね備えた作品が目白押しです。
水引アートや西陣織も
「美と自然 誰かと誰かを結ぶ」をテーマに活動する水引作家の
結丸や、西陣で創業した
京都西陣織もりさんといった出展者も参加。彼らは美しさに加え、感情を伝える道具としての魅力も持っています。
その他にも、優しい色合いの器を制作する
谷内由倫子や、日常使いの器を目指す
arbol ceramicaの作品が並び、訪れる人々に新しい京都の魅力を体験させてくれるでしょう。また、
株式会社アート裕・華りHannariは、伝統的な西陣織を用いた現代的な雑貨やインテリアを提案し、楽しさをプラスしています。
皆さんもぜひ足を運んで
この春、伝統と革新が交差する機会を共に体験するために、大丸京都店へぜひお越しください。京都の伝統産業の持つ魅力を改めて感じることができる絶好のチャンスです。匠たちの技が生み出す作品が、皆様の心に響くことを願って。
春分の日は、ただの祝日ではなく、京都の「伝統産業の日」としての意味を再発見する絶好の機会です。ぜひご家族やご友人と一緒に、特別な体験をお楽しみください。