FOOMA JAPAN 2025で自動化の最前線を体験
東京ビッグサイトで6月10日から開催される「FOOMA JAPAN 2025」。食品業界に特化したこの展示会では、先進的な技術を駆使したロボットが集結し、業界の発展を支援しています。今年、特に注目を浴びているのがコネクテッドロボティクス社の盛付ロボット「Delibot S1」と「Delibot X」です。
進化した盛付ロボット「Delibot S1」
「Delibot S1」は、多様な惣菜を高速で盛り付けることができるロボットです。従来モデルと比較して、その性能は飛躍的に向上しています。特に注目すべきは、1アームロボットあたりの盛付速度が400食/時と、従来比で約2倍になった点です。この進化により、食品工場内での生産効率が大きく向上しました。
省スペース設計と高精度
「Delibot S1」は、約55%の軽量化と10%の省スペース化を実現しました。これにより、キャスター付きで簡単に移動・設置することができ、既存の生産ラインにも容易に組み込むことが可能です。また、高精度な盛付を実現するために、センサーと独自のアルゴリズムを用いた制御も施されています。
コンベア追従型盛付ロボット「Delibot X」
次にご紹介する「Delibot X」は、コンベア上を流れる容器を正確に追跡し、素早く盛り付けを行うことができるロボットです。このロボットは、プリンやデザートのクリーム、グラタンのホワイトソースなど、様々な食品を一時間あたり1500~1800食のスピードで充填します。これは、人手で行っていた業務をロボットが代行することによる自動化の賜物です。
簡単設定と高機能性
「Delibot X」の魅力の一つは、その簡単な操作です。操作パネルを通じて盛付位置や充填パターンを直感的に設定でき、特別な技術がなくても誰でも扱えます。これにより、現場での作業負担を大幅に軽減することが可能です。さらに、流れてくる容器を速やかに認識し、高精度で盛り付ける能力を備えています。
展示会Info
FOOMA JAPAN 2025は、2025年6月10日から13日まで、東京ビッグサイト東7ホールで開催されます。コネクテッドロボティクスのブースは7G-11。実際に「Delibot S1」と「Delibot X」のデモンストレーションも行われますので、ぜひ訪れてみてください。
会社情報
コネクテッドロボティクス株式会社は、東京都小金井市に本社を構え、食産業向けロボットサービスの研究開発を行っています。業務の効率化、人手不足の解決を目指し、高度なロボット技術とディープラーニングを活用したセンシング技術によって、新たなソリューションを提供しています。
自動化の未来を切り開く盛付ロボットの進化。FOOMA JAPAN 2025でその目撃者となり、食産業の新時代を実感してください。