鶴屋吉信本店が生菓子実演カウンターに新しい予約システムを導入
京都・西陣に位置する老舗和菓子店「鶴屋吉信」が、2025年3月15日から生菓子実演カウンター「菓遊茶屋」において、オンラインご予約システムを始めることを発表しました。これは、忙しい時期や遠方からの訪問者にとっての利便性を向上させるための取り組みです。
「菓遊茶屋」とは?
「菓遊茶屋」は、本店2階にあるカウンター式の実演スペースで、訪れる客の目の前で和菓子職人が生菓子を作り上げ、その出来立てを楽しむことができます。この場所は、1992年の開店以来、職人の技術を間近で見られる貴重な体験として、多くのお客様に愛されてきました。
お客様の声を反映した新システム
従来は予約なしでの利用スタイルでしたが、訪問者からは混雑時の待ち時間や、事前の計画を立てる難しさについての意見が多く寄せられていました。そこで、鶴屋吉信は、お客様の利便性を考慮し、オンライン予約と予約優先制を導入することとなったのです。
新システムのメリットとして、特別な日のプランや旅行での時間を有効活用できることが挙げられます。さらに、予約がない方に対しても当日の空き状況に応じて案内されるため、急な訪問でも利用が可能です。
予約システムの詳細
1. 予約受付開始
2025年3月15日からオンライン予約が開始され、4月11日からは予約分が優先されます。これにより、もっと多くの方に「菓遊茶屋」での体験をお楽しみいただけるようになります。
2. 予約の流れ
ご希望の来店日から1か月前から予約が可能です。予約なしの方は、当日の空き状況によって案内されることに注意が必要です。また、応待が多い時間帯は長時間お待たせする可能性もあるため、あらかじめご容赦ください。
3. 体験時間の変更
これまでの滞在時間が約15分だったのに対し、予約後は最大40分に延長。この時間内に、実演とお召し上がりを体験できるため、より充実した時間を過ごせるようになります。
鶴屋吉信の歴史
1803年に創業し、220年以上の歴史を持つ鶴屋吉信は、「ヨキモノを創る」という家訓のもと、伝統的な和菓子の技法を守りつつ現代の感覚を取り入れた新たな菓子作りにも取り組んでいます。和菓子の魅力をさらに多くの人々に広めることで、その新たな価値を追求し続けています。
まとめ
「菓遊茶屋」での新たなオンラインご予約システム導入により、和菓子の魅力をより手軽に楽しめるようになります。ぜひ、鶴屋吉信で特別なおもてなしとともに本格的な和菓子を体験してみてください。きっと思い出に残る素敵な時間を過ごせることでしょう。皆様のご来店を心よりお待ちしております。