株式会社Qe to Hare、「ART & BUSINESS AWARD 2025」での快挙
京都府亀岡市に拠点を置く株式会社Qe to Hare(ケトハレ)が、経済産業省とForbes JAPANが共催する第1回「ART & BUSINESS AWARD 2025」において「ローカルイノベーション」カテゴリーのファイナリストに選出されました。この栄誉は、同社が進める地域特性を活かしたアートに関連するプロジェクトの成果として評価されました。
「ART & BUSINESS AWARD 2025」とは
本アワードは、企業がアートやアーティストと協働することで新たな経済的価値を生み出すことを目的としたプログラムです。経済産業省は、企業とアートの共創を通じて持続可能な経済社会とアートのエコシステムの構築を目指しています。142を超えるエントリーが寄せられる中、Qe to Hareはその取り組みで注目されました。
Qe to Hareの取り組み
「Micro Happening– Regenerative Place-Making in Fog」というプロジェクトは、古民家再利用を通じて地域の魅力を引き出し、アーティスト・イン・レジデンスと共同で行われています。このプロジェクトでは、築百年の町家を舞台に、12カ国からアーティストを招待し、地域の農産物や伝統工芸とアートを融合する試みが進められています。
特に、カフェ「no-mu art & meals」では地元の新鮮な食材を使った料理を提供し、食文化を通じて地域と生産者の架け橋となっています。また、宿泊施設「6ishiki art & sauna」は、民宿スタイルの宿泊体験を提供し、サウナとアートを融合させたユニークな滞在を実現しています。
地域との関わり
Qe to Hareは、地域の空き家をアーティストのアトリエや店舗として活用し、地域住民や行政との連携を図っています。このようにして、地域全体に創造的な循環をもたらし、持続可能な経済環境を構築しています。
審査員の評価
審査員からは「地域性を活かし、アートと共創することで経済的価値が生まれた」というコメントが寄せられました。Qe to Hareの取り組みは地域住民を巻き込み、持続的な発展を目指すものであり、今後の展開が期待されます。
Qe to Hareのビジョン
Qe to Hareは「For New Perspectives」というミッションのもと、アートと事業経営の融合を目指しています。地域資源や自然との新たな関係を築くことで、持続可能な社会を目指すさまざまなプロジェクトを展開しています。社の活動は、地域の価値を再発見し、未来の可能性を形にすることを意図しています。
京都に根ざしたQe to Hareの挑戦は、アートと地域経済の新たな関係を築くものであり、今後も注目が集まることでしょう。