株式会社最中屋の新アプリ『ハカルト』が保育分野へ進出
京都に本社を置く株式会社最中屋は、タイムスタディアプリ『ハカルト』の展開を開始し、保育現場に特化した機能を追加しました。これまで介護や医療の分野で実績を持つ『ハカルト』が、保育士の業務を可視化し、業務負担の軽減に寄与することを目指しています。
仕事の実態をデータで把握
日本の保育士たちは、深刻な人手不足や業務量の増加に悩まされています。質の高い保育を継続的に提供するためには、保育士が子どもに向き合う時間を増やす必要があります。しかし、現場の業務実態を客観的に把握する手段が不足しており、経験則に基づいた人員配置が行われてきました。これに対抗するため、こども家庭庁は保育政策の新たな方向性を示し、科学的なデータを基にしたエビデンスの収集を進めています。
『ハカルト』は、この方向性を一歩進めるために開発され、保育士が業務実態を正確に把握するための手助けをしてくれます。タスクや業務の振り分けを支援し、ICTを活用することで、持続可能な保育体制の構築を目指します。
新たに実装された保育専用調査項目
『ハカルト』には、保育現場の特性に合わせた新しい調査項目が追加されました。具体的には、「遊び指導」や「生活援助」、「清掃消毒」のように、保育独特の業務がアイコン化され、スマートフォンから簡単に記録できるようになっています。
保育の現場は流れが速く、業務をその場で詳細に記録することが難しいため、記憶が新しいうちに簡単にタスクを入力し、後から細かく調整できる「事後入力型」のユーザー体験も採用しています。これによって、保育士は業務を中断することなく、実態の把握が可能となります。
地方自治体との連携による実証事業
最中屋は、地方自治体と協力し、いくつかの保育施設でタイムスタディ調査を行い、そのデータを元に業務改善に向けた実証プロジェクトを実施します。この調査では、保育士が実際に行う業務と向き合うべき業務の洗い出しを行い、ICT技術を導入することで効率化を図ります。また、地域の保育施設を対象にした報告会も開催し、得られた知見を広く共有する予定です。
このプロジェクトでの成果は、マニュアルとして文書化され、日本中の保育現場に展開される計画があります。
保育士の労働環境を改善する意義
最中屋は、「ハカルト」を通じて保育士が子どもたちにより寄り添える環境を作り出すことを目指しています。データによって業務の実態を可視化し、多様な人材の活用やICT技術を組み合わせることで、保育士が専門性を最大限に発揮できる職場を実現しようとしています。
今後、この取り組みが全国の保育現場に広がり、保育士が「働きやすく、かつ子どもたちにとっても良い環境」を創出できることを期待しています。
最後に、保育関係者への呼び掛け
こども家庭庁が推進する「保育政策の新たな方向性」にもある通り、テクノロジーの活用や多様な人材の導入は、今後の保育体制にとって重要な要素です。『ハカルト』を活用することで、自園の業務実態をデータで把握し、保育士が子どもとより多く向き合うための改善策を導き出すことが可能です。興味のある保育施設や自治体の担当者の方々は、ぜひご連絡ください。
更なる詳細は、株式会社最中屋の公式ページをご覧ください。