京都橘大学が手掛ける「Partage(パルタージュ)」の魅力
2023年10月1日に京都橘大学内にオープンしたテイクアウト専門カフェ「Partage(パルタージュ)」。このカフェは、学生たちがアントレプレナーシップ教育を通して実際に運営を行うことで、起業のスキルや知識を学ぶ場として位置付けられています。
学生たちの挑戦
「Partage」とはフランス語で「共有」を意味し、人々が集まり、時間や笑顔を共有できるカフェを目指しています。この取り組みは今年で3年目を迎え、数多くの学生に起業精神を育むための貴重な経験を提供しています。2025年度には、16名の学生が3つのグループに分かれて、店舗名やコンセプト、メニューの開発、さらには行政手続きや商品販売といった全工程を担当しました。
学生たちは、このカフェを通じて自らのビジネスモデルを検証し、売上の確保に向けた目標設定に取り組みます。このような実践的な経験が、キャリア形成にどのように役立つのかを深く考える機会となるのです。
地域とのつながり
「Partage」では、学内での販売に加え、宇治マルシェや岡崎公園・NEOマルシェなどの地域イベントにも出展。これにより、地域住民との交流を深め、フィードバックを得ることで、実際のマーケティングや経営戦略を学んでいます。このような地域とのつながりを大切にすることで、学生たちは社会で必要とされるスキルを身につけていくのです。
メニューの充実
カフェでは、ホットやアイスのコーヒー、カフェオレ、季節ごとの特別メニューが全て取り揃えられています。特に10月には、アフォガードやいちごソーダ、コーラフロートなどの季節限定メニューも登場。多様なドリンクを楽しみに訪れる人々が増えています。
経済成長の原動力
現代社会はグローバル化が進む中で、新たなビジネスの創出やイノベーションが求められています。このような状況の中で、京都橘大学はアントレプレナーシップ教育を通じて、学生たちが持つ潜在能力を最大限に引き出し、次世代のビジネスリーダーへと成長する手助けをしています。
2024年度のデータ
2024年度には参加する学生が16名、営業期間は38日間で1,507杯の飲料を提供し、売上は753,300円という実績を残しました。これは、学生たちの努力の賜物であり、彼らの挑戦がどれほど意味深いものであるかを示しています。
終わりに
学生たちが運営するテイクアウト専門カフェ「Partage」は、単なる飲食店にとどまらず、次世代を担うビジネスリーダーの育成という重要な使命を持っています。彼らの成長を支えるため、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。