京都の新たな魅力、工藝宿「うたひ」
2025年7月25日、京都市左京区浄土寺に1日1組限定の宿「うたひ」がグランドオープンします。この宿は、工藝を中心にした新しい形のホスピタリティを提供することを目指しています。右京の自然と文化が融合したこの特別な場所では、旅を通して自己と向き合い、心豊かな体験が得られます。
工藝を通す体験
「うたひ」の理念は、工藝を通して人々がどのように生き、繋がっていくかを重視しています。浄土寺周辺には、銀閣寺や哲学の道といった名所が点在し、地域の魅力を存分に感じられる環境があります。このような地域のストーリーを大切にしながら、旅の素晴らしさは自己との対話と、地元の人との交流から育まれると信じています。
宿のデザインと特徴
「うたひ」の設計は空間設計士の水村真理子氏が担当。築100年の歴史ある旅館の面影を活かしつつ、落ち着いた雰囲気に整えられています。宿泊施設のテーマカラーは穏やかなピンクベージュ。リビングエリアは「風の間」と名付けられ、心安らぐ空間が広がります。また、寝室「水の間」は周囲を色石で囲んでおり、まるで石庭に浮かんでいるような心地よさがあります。
プライベートガーデンも設けられており、ここでは自ら摘んだハーブでお茶を煎じたり、薬草を使ったお風呂体験を楽しむことができます。心と体の状態を知るためのチェックシートも用意されており、体調に応じたケアができる工夫もされています。
特別な体験プログラム
宿泊者には、陶器ブランド「SIONE」とのコラボレーションによる陶磁器の絵付けプログラムや、鍼灸体験など、工藝に触れることのできる特別なプランも用意しています。地域のクリエイターによるワークショップやトークイベントも不定期に開催され、訪れる人々が互いに学び合う場となることを目指しています。
健やかな朝食で1日をスタート
宿泊中には、東洋の哲学「陰陽五行」を基にした朝食が提供されます。これは心身を温めるお粥を中心に、旬の野菜や発酵食品を使用したおばんざいやお茶が並ぶ贅沢な内容です。地元の農家から仕入れた米を使用し、一つ一つの料理に地域の風味が活かされています。また、SIONEの器で供される食事は、視覚でも楽しめるものとなっています。
予約とアクセス
「うたひ」は2025年7月25日18時から予約が開始されます。アクセスは京都市バス「銀閣寺道」より徒歩3分と便利です。この小さな宿で、心豊かな体験をぜひ味わってみてください。
- - 施設名: うたひ
- - 住所: 京都府京都市左京区浄土寺石橋町29
- - 電話番号: 075-241-3003
- - 客室数: 1
- - 公式サイト: うたひ
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心と体の豊かさを実感できる新たな宿「うたひ」。工藝の力で、訪れる人の感性を磨く特別な体験が待っています。