HORIBA、インドにおけるダイヤモンド研究の新境地を切り拓く
2026年1月14日、HORIBAグループの子会社であるホリバ・インド社は、インドのグジャラート州に本社を置く人工ダイヤモンド開発企業、プリスティン・ディープテック社の全株式を取得したと発表しました。この買収は、ダイヤモンドの持つ特性を活かしてさまざまな分野における技術革新を促進する目的があります。
ダイヤモンドの特性と市場の期待
ダイヤモンドはその優れた熱伝導性と耐電圧性が特徴で、次世代のパワー半導体や量子センサーなど、さまざまな先端技術に利用されることが期待されています。このような背景から、人工ダイヤモンド市場は今後10年間で大きく成長すると見込まれており、それに伴い、HORIBAグループでも積極的に研究開発投資を行ってきました。
特に、インド市場は今後のイノベーション拠点として選ばれ、地域に根差した研究開発の展開が期待されています。プリスティン・ディープテック社は2021年に設立されたスタートアップで、ダイヤモンドに関する技術が豊富です。HORIBAとの協業により、この技術力をさらに活かしたイノベーションを実現します。
買収の戦略と今後の展望
この買収によって、以下のような戦略を進めることが発表されています。
1.
新たな分析・計測ソリューションの創出
プリスティン・ディープテックの技術とHORIBAの長年の経験を組み合わせ、ダイヤモンドウェハを用いた先端材料の普及に貢献する新しいソリューションを開発します。
2.
製品開発の加速
ダイヤモンド素材を用いたセンサーや部品の開発も行い、HORIBAの製品への搭載や単体での販売を視野に入れていく予定です。
3.
研究開発の中核としての機能強化
ホリバ・インド社を中心に戦略的投資を続け、地域ニーズに応えるソリューションを提供します。これにより、HORIBAの先端材料・半導体ビジネスをリードする拠点に育成していく方針です。
買収セレモニーの様子
この買収を記念して、2026年2月2日にセレモニーが開催され、HORIBAの取締役やプリスティン・ディープテック社のCEOが参加しました。セレモニーでは、両社の協力による未来への期待が語られ、新たな研究開発体制がスタートしました。
まとめ
HORIBAのプリスティン・ディープテック社の買収は、先端材料の研究と製品開発の新しい機会を意味します。これにより、インドでの技術革新が進むことが期待され、世界市場における競争力を一層高めることができるでしょう。ダイヤモンドを中心とした新技術の誕生に、今後も注目していきたいと思います。