京都府立京都すばる高等学校とのコラボによる新商品
京都が誇る和菓子文化の発展を目指して、新しい試みがスタートしました。京都府立京都すばる高等学校の学生たちが中心となり、老舗の和菓子製造販売店「鶴屋吉信」と共同で開発したのが、話題の新商品「つばらつばら 西京味噌バター」です。この商品は、実際の販売学習イベント「京都すばるデパート」で販売されることになります。
開発の経緯と背景
京都すばる高等学校の3年生に所属する販売学習科の学生たちが、この商品開発に取り組みました。テーマとして決定したのは『和と洋の風味を融合させて、若い世代にも和菓子の良さを広めよう』というものでした。学生たちは、自らのアイデアを基に多くの企画書を作成。鶴屋吉信がそのプロセスをサポートし、試作を重ねながら商品の具体的な方向性を決定しました。
最終的には、学生たちのプレゼンテーションを通じて選ばれた最高のアイデアが形になり、今回の「西京味噌バター」が誕生したのです。
商品の特徴
「つばらつばら」とは、小麦ともち粉を融合させた生地をじっくりと焼き上げた焼き菓子で、しっとりとした食感が特徴です。この生地に、十勝産の小豆を使用した甘さ控えめな小倉あんをサンドしています。
今回は、学生たちのアイデアを元に、この「つばらつばら」に新しい風味を加えました。特製のあんには、京都の名産「西京味噌」とバター、練乳が贅沢に使用されており、コクのある甘さが楽しめます。
特に、西京味噌とバターの融合が生み出す独特の風味は、和菓子の新たな世界を開いてくれることでしょう。ほのかな塩味が上品で、どの世代のお客様にも親しめる味わいに仕上がっています。
伝統的な素材の採用
使用されている白味噌は、京都の老舗「石野味噌」から調達されたものです。1781年に創業したこの会社は、今もなお伝統的な製法を守りながら、高品質な白味噌を製造しています。白味噌は、平安時代に登場し以来、様々な料理や和菓子に幅広く使用されています。
商品パッケージと販売情報
さらに、商品パッケージも学生たちによってデザインされました。バターと味噌の風味をビジュアルで表現し、可愛らしいキャラクターを添えた包装は、ギフトや手土産にもぴったりです。
「つばらつばら 西京味噌バター」は、2025年11月15日に鶴屋吉信の公式オンラインショップ及び本店、さらに「京都すばるデパート」で販売されます。数量限定での提供となりますので、ぜひお早めにお求めください。
まとめ
今回の共同プロジェクトは、和菓子の伝統と最新のトレンドを融合させた商品開発に成功した例です。学生たちの情熱と思いが詰まった「つばらつばら 西京味噌バター」を味わいながら、京都の和菓子の新たな魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。お楽しみに!