澤あも愛紅の個展「Out of the Museum」が京都岡崎蔦屋書店で開催

澤あも愛紅の個展「Out of the Museum」開催

2025年の初夏、京都岡崎蔦屋書店にてアーティスト澤あも愛紅の新たな個展「Out of the Museum」が開催されます。この展覧会では、澤が以前から探求している「考古資料」というテーマに基づいた作品が約6点に渡って展示され、過去の記憶が現代の空間でどのように美しく再構成されるかを体感できます。

個展のテーマと作品内容

本展は6月7日（土）から7月1日（火）まで実施され、特にその中でも注目すべきは、費やされた時間と思い出の層を再度追体験することを目指した「考古資料」のシリーズです。澤は博物館に保管されている資料をモチーフにして、新たな視点からそれらを再解釈し、鑑賞者に新たな視覚体験を提供します。

彼女の作品に見られる「4次元性」の概念は、見る者の固定観念を超えた体験を生み出します。キャンバスだけでなく、湾曲した樹脂板に描かれたモチーフも含まれており、これにより作品がただの映像ではなく、空間との関係性を活かした新たな表現となっています。作品は視覚的に版画的な効果を持ち、観覧者自身が位置を変えることによって、異なる表情を持つ新たな絵画の可能性を感じられることでしょう。

展示と作品販売の情報

本展は、京都岡崎蔦屋書店のGALLERY ENウォールにて、毎日10:00から20:00までご覧いただけます。ただし、6月9日（月）は休廊となりますのでご注意ください。作品の購入を希望される方は、6月7日（土）10:00から店頭で販売が開始され、また一部の作品はオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」においても購入可能ですので、アートを手に入れるチャンスです。

詳しくは、アートのオンラインマーケットプレイスをチェックしてください。

アーティスト澤あも愛紅のプロフィール

澤あも愛紅は1993年に岐阜県で生まれ、2017年に京都市立芸術大学の美術学部絵画専攻を卒業。続いて2019年に大学院を修了しました。これまでに数多くの個展やグループ展に参加し、その独自の視点から生まれる作品が多くの注目を集めています。彼女の作品は、視覚体験だけにとどまらず、思考や感情にも訴えかけるものとなっています。

京都岡崎蔦屋書店の魅力

京都岡崎蔦屋書店は、書店としての役割に加え、アートや文化を深く体験できる空間を提供しています。劇場や美術館、公園に囲まれたこの場所では、特別な本や商品とともに、アートギャラリーやカフェ、レストランも併設されており、訪れる人々に多彩な文化的体験を提供しています。今回の展覧会を通じて、ぜひ京都のアートシーンを感じてみてはいかがでしょうか。