Flora株式会社、インドでの健康経営モデル導入調査を開始
京都市に本社を置くFlora株式会社は、経済産業省による補助金の支援を受け、インドでの日本型健康経営モデルの導入に向けた調査を始めました。この取り組みは、日本の健康経営のノウハウを海外に展開し、現地の企業の生産性向上や従業員の健康維持に寄与することを目的としています。
背景と目的
近年、インドでは生活習慣病が増加し、医療費の負担が大きな社会問題となっています。特に中規模以上の企業が医療保険を導入するなど、従業員の健康に対する意識が高まっています。また、女性の社会進出が進む中で、女性に特有の健康問題も経済的損失を生み出しており、この課題への対応が求められています。
Floraの調査は、現地の政府や企業、専門家とのヒアリングを通じて健康経営のニーズを把握し、その上で日本型健康経営施策の導入に向けた実施計画を検討するものです。
本事業の内容
この調査事業は、次のような内容で構成されます。まず、日本で成功を収めた健康管理サービスを基に、インド市場に特有のニーズを調査します。この中には、医療費削減や生産性向上を見込む企業へのローカライズも含まれます。また、生活習慣病対策やデジタルヘルス領域での新たな可能性を探ることも重要です。
日本型健康経営モデルの可能性
日本型健康経営は、企業が積極的に従業員の健康を支援する取り組みとして知られていますが、インドにはまだその制度や政府主導の施策がありません。しかし、企業の生産性向上や人材確保のためには、日本型のモデルが必要とされているのです。Floraはそのニーズに応えるべく、政府機関や地元企業と連携し、現地の健康課題解決への貢献を目指します。
今後の展開
Floraは、法人向けフェムテックサービス「Wellflow」を通じて、日本国内でも70社以上に健康経営支援を行ってきました。これまでの実績を活かし、資本業務提携先である豊田通商グループなど現地パートナーと共に2025年4月から本事業を開始します。
この取り組みにより、企業の生産性向上や従業員の健康寿命延伸を目指すだけでなく、女性の健康問題への対応も図ります。地域の多様性を推進し、働きやすい環境づくりに貢献することを期待しています。
Wellflow(ウェルフロー)とは
「Wellflow」は、AIとデータを活用して働く女性の健康を支援する法人向けのフェムテックサービスです。月経や更年期、不妊など女性特有の健康課題に対応し、パーソナライズされたアプローチを提供します。このサービスは、生活習慣の改善や健康診断の受診を促進し、企業文化の変革にも寄与しています。利用率の高さも評価され、導入企業は増え続けています。
詳細については、
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会社情報
Flora株式会社は、京都市左京区に位置し、設立は2020年12月です。代表のクレシェンコ アンナを中心に、革新的な健康支援サービスを提供しています。詳しい情報は、公式サイト(
Flora株式会社)を参照してください。