両足院アート展
2025-08-02 10:25:24

静謐な時間が流れる「したたりとひたたり」京都の両足院で特別展開催

京都・両足院の特別展「したたりとひたたり」



2025年8月2日から8月11日まで、京都の建仁寺山内に位置する両足院で、アート・コレクティブ「Pulse of Silence」による第10回展「したたりとひたたり — "Drip and Dwell"」が開催されます。普段は非公開のこの特別な空間が夜間に開放され、訪問者を魅了するアートの世界が展開されます。

「Pulse of Silence」とは?



Pulse of Silenceは、禅僧の伊藤東凌氏(両足院副住職)をメンターに迎え、アーティストの山田晋也さんとAntiques & Art Masaが2021年に始めた現代アートプロジェクトです。このプロジェクトは、古来の日本文化に根ざした「静寂の中の脈動」を現代の感覚で表現することを目的にしています。禅寺や神社、歴史的な空間を舞台に、絵画、インスタレーション、パフォーマンス、茶の体験を通じて、新たなアートの形を提案しています。

アートが伝える静寂の美



本展のタイトル「滴りと浸り」には、二つの異なる表現が込められています。「滴り」は、事象が静かな水面に落ちて広がる波紋を象徴し、見る者に微細な変化や心の動きを感じさせます。一方「浸り」は、その出来事が心に深く染み込み、意識や感覚が変わっていくプロセスを表現しています。この二つのテーマを通じ、私たちは日常生活では見過ごしがちな大切な出来事に再び目を向ける機会を持つことができるのです。

特別な空間でのアート体験



両足院は、歴史的な背景を持つ建仁寺の中でも特別な場所です。ここでしか体験できない空間と時間の流れの中で、アートが織りなす静寂との対話を楽しむことができます。静けさが響く場に身を置くことで、観る人は自らの内面に波紋を広げていくでしょう。さらに、現代のアニミズム表現として、自然への畏敬と仏教的な叡智が融合し、私たちに新しい感覚を与えてくれます。

開催概要



  • - 会期: 2025年8月2日(土)〜8月11日(月・祝)
  • - 時間: 17:30〜20:30(受付終了20:00)
  • - 会場: 両足院(建仁寺山内)
  • - 入場料: 1,000円(学生無料)
  • - 問い合わせ: 075-468-6301(豊和堂株式会社)

この夏、静謐なアート体験を通じて新たな感覚を味わうために、ぜひ京都・両足院を訪れてみてはいかがでしょうか。過去と現在が交錯するこの特別な空間で、感性を再覚醒させる素晴らしい機会が待っています。


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