京都府福知山市のスマホ市役所導入セミナー
2025年10月7日(火)に、京都府福知山市が主催するオンラインセミナーが開催されます。そのテーマは「財政負担を減らすDX」。このセミナーでは、複数のシステムをスマホ市役所に集約することで、コスト削減や職員の負担軽減、さらには住民の利便性向上を目指すDX(デジタルトランスフォーメーション)の実践例についてお話しされます。
1. セミナーの目的と背景
近年、自治体におけるDXは進展していますが、同時にさまざまな課題も浮上しています。たとえば、アプリやシステムが乱立することで、年間の維持費が増加したり、人事異動のたびにシステム操作を習得しなければならない負担が発生します。また、住民側からは「アプリが多すぎて不便」「一つ一つ登録するのが面倒」という声が聞かれ、結果的に利用率が低下してしまうという難題もあります。
こうした課題を解決すべく、先進的な自治体では点在するシステムを一つの基盤に収れんする取り組みが始まっています。特にスマホ市役所(GovTech Express)では、これまで独立して運用してきたアプリやシステムを一元化することで、コスト削減や業務の効率化、住民の利便性を向上させることを目指しています。
2. 福知山市の取り組み
今回、福知山市秘書広報課の杉村岳様がセミナーに登壇し、具体的な取り組みを紹介します。福知山市は、まだGovTech Expressを構築する契約を交わしたばかりですが、すでに多くの部門がこのセミナーに参加し、関心の広さを示しています。市役所全体でどう「スマホ市役所」を活用できるかを真剣に検討しており、特にまちづくり、教育、子育て支援、財政、上下水道、防災など、幅広い領域での取り組みが期待されます。
3. セミナーの詳細
セミナーは、Bot Express Showcase #37として開催される予定です。2つの主要なプログラムが予定されています:
1. スマホ市役所の全国自治体事例紹介
2. 福知山市のDX取り組み紹介。
セミナーの主な視聴対象者
- - 自治体の首長や財政担当者
- - DX推進に取り組む職員
- - 住民サービスを向上させたいと考える方々。
4. 登壇者プロフィール
福知山市の杉村岳様は、民間企業から福知市に転職し、5年間森林関係の部署を経験した後、現在の秘書広報課に在籍しています。「何でもやってみよう」という精神で市民に便利なサービスを提供しようと努力しています。
さらに、Bot Expressの仁志出彰子氏も登壇し、全国での導入自治体の事例を紹介します。彼女は、公務員の負担を軽減しつつ、住民により便利なサービスを提供するために営業活動に従事しています。
5. 申し込み方法
この貴重なオンラインセミナーには、LINE公式アカウントやWebフォームを通じて申し込むことができ、自治体職員であれば誰でも参加することができます。
結論
Bot Expressのセミナーは、自治体のDXを推進し、より良い行政サービスを提供するための絶好の機会です。今後の日本の行政サービスがどのように進化するのか、ぜひご期待ください。