株式会社ワコールホールディングスが「共感!」IR賞を受賞
株式会社ワコールホールディングス(日立系、京都市に本社を置く)が、一般社団法人 日本IR協議会主催の「IR優良企業賞2025」において、「共感!」IR賞を栄誉受賞したというニュースが入ってきました。この賞は、近年増加する株主層をターゲットにした投資家重視の活動を推進するために新設されたもので、2020年からの3年間で22社以上の企業が、この評価を受けてきました。
「共感!」IR賞とは?
「共感!」IR賞は、IR優良企業賞が開催25周年を迎えた2020年に新設された賞で、企業の株主に向けた情報発信の質を高め、優れたIR活動を積極的に共有することを目的としています。2025年には227社がエントリーし、その中から18社が選ばれたという厳しい選考での受賞は、同社の取り組みが大きく評価された証です。
ワコールのIR活動の特徴
ワコールホールディングスが評価されたポイントは、主に以下のいくつかの取り組みです。社内報アプリを通じて、決算情報や経営陣との質疑応答を分かりやすく発信しており、これが従業員に高く評価されています。特に、若手従業員や店頭スタッフに向けた情報発信は、平易な説明を徹底することで相手に内容が理解されやすいように工夫されています。
具体的には、社内向けアプリを通じて行われるスモールミーティングや、決算に関する情報の発信が挙げられます。これにより、社員間の交流が深まり、経営への理解が促進されています。実際、投稿された決算内容に対する閲覧数や高評価率の伸びは明白で、ワコールのIR活動が人気コンテンツとして確立されています。
新規投資家との関係構築
その一方で、ワコールは同業他社の株式を保有している機関に対して新たな投資家ターゲットリストを作成し、アプローチを進めています。これにより、231社の中から新たに接触することのなかった国内投資家との対話を強化し、個人及び機関投資家双方へのアプローチを進めることで、株主層の多様化を目指しています。これらの取り組みは、企業が積極的に開かれた姿勢を示し、信頼を築くために重要な要素となっています。
企業価値向上への取り組み
ワコールホールディングスは、今後も情報開示を適時・適切に行い、さらなるGHG削減への努力や持続可能な事業運営を行うことで、企業価値をさらに高めていく考えです。特にIR活動においては、透明性と信頼性を重視し、より多くの投資家との接点を持つことで、企業としての成長を追求しています。
最後に、IR優良企業賞の詳細に関しては、日本IR協議会の公式ウェブサイトをチェックしてみてください。今後のワコールの取り組みにも期待が寄せられています!
日本IR協議会ウェブサイト