クラス、みずほ銀行から6億円調達し循環型エコシステム構築へ

クラス、みずほ銀行から6億円の資金調達を発表

株式会社クラス（本社：東京都目黒区、代表取締役社長：久保裕丈）が、みずほ銀行から6億円の資金調達を実施したことが発表されました。この資金は、耐久消費財における循環型経済の構築に貢献することを目指しています。

資金調達の背景と目的

クラスは、自社の強固なデジタルトランスフォーメーション（DX）インフラを生かし、オペレーションとユニットエコノミクスの一層の向上を図っています。2024年12月には前年同月比で売上が50%増加することを見込んでおり、月次の営業利益率も10%に近づくと見られています。このような成果が評価され、みずほ銀行からの資金調達が実現しました。

循環型エコシステムへの投資となる資金

今回調達した資金は、在庫投資に充てられ、これにより商品基盤の拡大と安定供給が可能になります。クラスは家具や家電といった耐久消費財を自由に利用できる循環経済型ビジネスを展開しており、これにより廃棄物の削減と脱炭素社会の実現を目指しています。これは持続可能性を重視する現代のニーズに応える重要な取り組みです。

具体的なサービス提供

クラスは、個人向けに家具と家電のレンタル・サブスクリプションサービス「CLAS」、法人向けの「CLAS BUSINESS」、不動産業界向けのインテリアコーディネートサービス「CLASホームステージング」などを展開しています。これにより、幅広い顧客層に対して柔軟なサービスを提供できる体制が整っています。特に、CLASでは高額な耐久財を月額2%から利用できるプランがあり、購入や返却も自由に選択できる新たな体験を提供しています。

環境への配慮と社会的貢献

クラスでは、返却された商品をリファービッシュ（修理・再利用）し、次の利用者への再提供を行うことで資源の循環を促進しています。このプロセスは、廃棄物を減少させ、CO2排出量を削減することにも寄与します。これにより、同社は「サーキュラーエコノミー」の実現に貢献し、持続可能な社会を目指す意義あるビジネスモデルを推進しています。

未来に向けての展望

クラスは、循環経済型ビジネスを持続可能なインフラとして発展させるため、さらに事業展開を進める予定です。特に、強固な事業インフラの整備に加え、商品調達から顧客管理、配送、リペアといったプロセスのすべてを内製化し、業務の効率化を図る方針です。このような取り組みにより、他社との差別化を図りながら、より多くのビジネスチャンスを捉えていく考えです。