京都大学ネイチャーポジティブスクール2025の開催について
企業の環境経営において、生物多様性への理解を深めることは重要です。その一環として、京都リサーチパーク株式会社と京大オリジナル株式会社が共同で開催する「京都大学ネイチャーポジティブスクール2025」があります。本講座は、次世代の環境経営に関する知識やスキルを体系的に学ぶ貴重な機会です。
環境経営の新たな潮流
2023年に示されたTNFDの最終提言は、世界中の企業に環境経営の重要性を再認識させました。特に、生物多様性に関する財務情報開示の必要性が高まっており、この動向は上場企業のみならず、非上場企業や中堅・中小企業へも波及していくと予測されています。このような背景を受けて、京都リサーチパーク株式会社と京大オリジナル株式会社は本講座をプログラムに盛り込むこととなりました。
本講座の特徴
「京都大学ネイチャーポジティブスクール」は、環境経営に関する知識と実践的なスキルを習得できることが特色です。セミナーは以下のように構成されています:
- - 概論と最終提言の学び: TNFDに関する基礎知識や、LEAPアプローチについての解説が行われ、理論から実務への橋渡しをします。
- - コスト換算ツールの実習: 環境負荷を具体的に数値化するためのツールを用いた実習により、受講者が実践的な能力を養うことができます。
- - 先進企業の事例研究: ケーススタディを通じて、実際の企業の取り組みを学ぶことで、持続可能な経営への理解を深めます。
また、講義だけでなく、参加者同士での意見交換やネットワーキングの場も提供されています。特に第1回に行われる名刺交換会や、第5回の懇親会は、他業種の参加者と知見を共有できる貴重な機会です。
エントリー方法と参加対象者
この講座は以下のような方々に適しています。
- - 上場企業のCSR/経営戦略ご担当者: 最新の知識を習得し、TNFDへの取り組みを進めたい方。
- - 非上場企業のご担当者: 今後の協力要請に向けた準備が必要な方。
- - 中堅・中小企業の担当者: 環境経営に関心があり、具体的な実務知識を求めている方。
講座の受講を希望される方は、オンラインで説明会を開催していますので、ぜひご参加ください。申し込みは特設のURLから行えます。
スクール開催概要
- - 第1回: 自然資本・生物多様性とTNFDについて 2025年10月20日(月)
- - 第2回: TNFD~最終提言/LEAPアプローチ(概要編) 2025年11月11日(火)
- - 第3回: TNFD~LEAPアプローチ(実践編) 2025年11月26日(水)
- - 第4回: 環境負荷評価ツール”LIME3“の活用 2025年12月1日(月)
- - 第5回: 先進企業に学ぶ 2025年12月4日(木)
すべての講座はハイブリッド形式で行われ、オンライン参加も可能です。受講料は121,000円(税込)で、テキスト代も含まれています。参加人数には限りがありますので、早めの申し込みをお勧めします。
まとめ
「京都大学ネイチャーポジティブスクール2025」は、企業の持続可能な経営を実現するための知識とスキルを学ぶ絶好の場です。環境経営に関心を持つ方々にとって、上記の講座は実社会で役立つ情報が得られる貴重な機会です。ぜひ、参加を検討されてはいかがでしょうか。