涅槃図特別公開
2025-02-27 10:58:50

泉涌寺で日本最大の涅槃図を特別公開!心を打つその姿

京都市東山区に位置する泉涌寺で、特別な期間が訪れます。2025年3月11日から16日まで、日本最大の大涅槃図が仏殿にて公開されるのです。この大涅槃図は、江戸中期の僧侶・明誉古礀によって描かれた歴史的な作品で、縦15.1メートル、横7.3メートル、重さ150キロというその大きさは圧巻です。

涅槃図は、お釈迦様が入滅する場面を描いており、信者たちに囲まれながら静かに旅立たれるお釈迦様と、周囲の菩薩や弟子たち、悲しむ人々までも同じ大きさで描かれています。そのため、見る者はまるで涅槃の場に居合わせているかのような感覚に襲われるでしょう。まさに「一体感」を抱かせるこの涅槃図を見るために、毎年多くの参拝者が訪れます。

特にこの公開に伴い、3月14日から16日まで行われる法要「涅槃会」は、泉涌寺の重要な行事です。特に3月15日(土)には、お釈迦様の聖遺物である仏牙舎利を仏殿に祀り、法要を行います。これに参加することは、お釈迦様と直接の縁を結ぶ貴重な機会となります。

また、涅槃図が公開される期間中は、特別な布施「涅槃会御朱印」と、14日から16日までの3日間に限定の「花御供」も授与されます。これもまた、参拝者にとって希少な体験となることでしょう。

さらに、関連イベントとして、3月9日から15日までの献花展や、14日と16日の朝に行われる大涅槃図の絵解き、そして有名な精進料理店「矢尾治」の朝粥が楽しめる機会も設けられています。この絵解きでは、普段入れない特別な場所から大涅槃図をじっくりと観賞できるため、特におすすめです。

泉涌寺の大涅槃図は、この歴史的かつ文化的な価値を持つ作品です。年間でたった一度の公開ですので、この貴重な機会にぜひ多くの方々に参拝いただき、その神聖な空気と美しい涅槃図を心ゆくまで味わっていただきたいと思います。

実施概要は以下の通りです。

  • - 涅槃図の公開期間: 2025年3月11日(火)〜16日(日)
  • - 場所: 仏殿
  • - 法要(常楽会): 3月15日(土)10時〜12時・13時〜14時半頃、特別に仏牙舎利をお祀りしての法要
  • - 拝観料: 大人500円、小中学生300円
  • - 拝観時間: 9時〜17時(拝観受付は閉門の30分前まで)

泉涌寺へのアクセスは、JRや近鉄、地下鉄「京都駅」からタクシーで約10分、またはJR奈良線と京阪電車の「東福寺駅」から徒歩20分です。広大な歴史に触れ、心癒されるひとときをお楽しみください。

【総本山 御寺泉涌寺】
URL: 泉涌寺ホームページ
TEL: 075-561-1551
住所: 〒605-0977 京都市東山区泉涌寺山内町27


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

関連リンク

サードペディア百科事典: 泉涌寺 涅槃図 法要

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。