京都済生会病院が提供する赤ちゃんのライブ配信サービス『Babyeets』
近年、出産に関する不安を軽減する新たな試みとして、京都済生会病院が産後の赤ちゃんのライブ配信サービス『Babyeets(ベビーツ)』を導入しました。このサービスは2026年4月から提供が開始され、近畿地方では初めての取り組みとなります。
サービス導入の背景
現代の出産環境では、帝王切開の増加や、新生児集中治療室(NICU)、新生児回復室(GCU)での管理が一般的になってきたため、母子が直後に離れることが少なくないのが現状です。こうした状況により、「赤ちゃんの様子がわからず不安」という声や、「家族に早く会わせたい」という希望が多く寄せられていました。これを受けて、京都済生会病院は家族とのつながりを深めるために、『Babyeets』の導入に至ったのです。
京都済生会病院は、いつでもご家族が赤ちゃんの様子を確認できる環境を整え、安心して出産と育児ができる支援を目指しています。
『Babyeets』ってどんなサービス?
このライブ配信サービスは、医療機関専用に設計されたクラウドカメラを使い、新生児の様子を安全に、そしてリアルタイムで家族に届けるものです。主な機能は次の通りです。
- - リアルタイム配信:家族全員がスマートフォンやPCで同時に視聴でき、嬉しい瞬間を共に分かち合えます。
- - 高いセキュリティ:医療機関での利用に特化した厳格な基準で映像データを安全に保護し、配信します。
- - メモリアルムービー制作:出産前後の写真や動画をプロが編集し、一つだけの特別なムービーとして提供します。
- - 現場負担に配慮:医療スタッフの負担を軽減し、運用が容易になるよう設計されています。
医療スタッフと家族の声
サービス導入に際し、実際に京都済生会病院で働く産婦人科スタッフからは、「帝王切開後や、保育器に入っている赤ちゃんの様子を家族が早期に見ることができるようになった」との声が寄せられています。画面越しに我が子を見た母親の表情が明るくなる瞬間が多く観察され、祖父母も嬉しさを感じているといいます。「離れていてもすぐに顔が見られて嬉しい」という感想は、スタッフにとっても大きな励みになっています。
また、実際の利用者であるお母さんたちからは、「術後すぐに抱っこできなかったが、画面越しに元気な姿を見ることができて安心した」との体験談が寄せられています。さらに、「スマホで赤ちゃんの様子が見られ、安心して休めた」との意見もあり、家族全体の安心感の向上に寄与しています。
今後の展望
『Babyeets』の展開を通じて、私たちは全国の医療機関にこのサービスを広める計画です。「家族が最初からつながる出産の機会」を創出することで、育児中の孤独感を軽減したり、医療機関でのサービス向上を実現したりすることを目指します。また、少子化という社会課題に対する解決策として、質の高い医療と「心のケア」を両立させる新たなスタンダードを確立していく所存です。
京都済生会病院について
1929年に開院し、97年の歴史を持つ京都済生会病院は、地域の急性期医療の中核を担っています。唯一の公的医療機関として、地域医療に貢献し続けています。これからも、赤ちゃんと家族がつながり合う新しい医療の形を追求し、安心できる出産・育児環境づくりをサポートしていきます。
お問い合わせ
サービスについての詳細やお問い合わせは、以下の公式サイトをご覧ください。
赤ちゃんの誕生を家族皆さんで体験し、より深い結びつきを実感できる新しい時代が到来しました。