ほっかほっか亭と武庫川女子大学の産学連携プロジェクト
週末のランチや手軽なお弁当を楽しむために、全国各地にファンを持つ「ほっかほっか亭」。この企業が、Z世代に特化した新しい取り組みを始めました。それは、武庫川女子大学経営学部との共同プロジェクト「ほっかほっか亭NEO」。このプロジェクトの目的は、若年層であるZ世代の声を直接取り入れた販促施策の考案と実施でした。
背景とプロジェクトの概要
2024年11月から2025年2月にかけて、武庫川女子大学の学生たちは、自らの生活を基にしたマーケティング案を考案するため、2つのチームに分かれ、さまざまな調査手法を駆使して研究を行いました。アンケートやインタビューを通じて、Z世代の特性や嗜好を探っていきました。
プロジェクトの一環として、「学内販売企画」チームは、自らメニューの選定から販促物の制作を行い、武庫川女子大学内での実地販売も実施しました。一方で、もう一つのチームは、流行を分析し、カスタマイズ可能なお弁当メニューを提案することにフォーカスしました。これは、Z世代の嗜好に基づいた新しい試みと言えます。
Z世代に寄り添う商品開発
「学内販売企画」チームでは、メニューに何を取り入れるか、どのように宣伝するかを学生自身の目線で考えました。彼らは日常的にSNSを利用し、Z世代の感性やトレンドを意識した施策を打ち出しました。その一環として、プロジェクトメンバー自らが運営するポップアップストアが大好評を博しました。立ち寄ると、あたたかいご飯の香りが漂い、まさに「ほっかほっか」とした雰囲気を感じられます。
新メニューのテスト販売
もう一つのチームが提案したカスタマイズ弁当は、近畿エリアの一部店舗で試験的に販売されており、早くもユーザーから高評価を得ています。これにより、食の好みが多様化する現代に対し、消費者に寄り添った形で新たな商品開発を続けるほっかほっか亭の姿勢が際立ちます。
まとめ
このプロジェクトを通じて、ほっかほっか亭はただの持ち帰り弁当店に留まらず、「Z世代と共に成長する」という視点を持つ企業へと進化を遂げています。手づくりの温かい安心感を提供する一方で、新しい形の食文化を創造することに挑戦する姿勢は、まさに地域の美味しい「台所」としての在り方を象徴していると言えます。今後の展開にも目が離せません!
会社概要
株式会社ほっかほっか亭総本部
- - 代表取締役会長兼社長:青木達也
- - 本社所在地:大阪府大阪市北区
- - 事業内容:持ち帰り弁当、宅配弁当
- - 公式ウェブサイト:ほっかほっか亭公式サイト
ほっかほっか亭のSNS
このように、ほっかほっか亭は一歩一歩、地域社会とともに成長を続けています。