調査で分かった！おにぎり好きな日本人の傾向と価格意識

おにぎりに対する愛情と価格意識

最近、株式会社mitorizが実施した調査によって、私たち日本人の「おにぎり」に対する意識や購買傾向が明らかになりました。94.8％という高い数字が示す通り、多くの人がこの日本の国民食に親しんでいます。特に30代から50代の世代での支持が顕著で、「とても好き」と答えた人がこの年代の半数を超えることも特徴的です。

手作りおにぎりと市販品の購入傾向

興味深いことに、調査対象者のほぼ半数が月に1回以上自宅でおにぎりを手作りしているという結果が出ました。特に自宅での手作りが多いとされるのは、月1〜2回程度の頻度で作る人が最も多いですが、週に1回以上作る人も19.4％を占めています。一方で、市販のおにぎりを週1回以上購入する人は約3割にとどまり、月に1〜2回購入する人が最も多かったです。これから見えるのは、手作りの魅力とともに、手軽さを求める市販品の需要が共存していることです。

購入時に働く重視点

おにぎりを購入する際には「具材の種類」が76.4％で最も重視されており、次いで「価格」が69.1％に上ります。このことから、消費者はおにぎりの内容とコストパフォーマンスを重視していることがわかります。さらに、ボリューム感やご飯の種類への関心も高く、単なる食べ物以上に、味やバリエーションを楽しむ意義を感じている様子が伺えます。

価格の変動と購買行動の変化

最近の経済状況を反映してか、おにぎりの価格については93.3％の人が「値上がりを実感している」と回答しました。その中でも特に多くの人が「とくに変わっていない」と感じており、依然としておにぎりを購入し続けているという結果に。具体的には、約32.3％の人が購入頻度を減らしたものの、安価な具材のおにぎりを選ぶようになったと感じている人も少なくないようです。

おにぎりに求める価格帯

コンビニやスーパーでの理想的なおにぎりの価格についても調査が行われ、「100〜130円未満」が49.7％と最も多い結果に。この市場では手頃な価格が求められている一方で、専門店でのおにぎりに対しては「200〜300円未満」を許容できるという声が46.9％に達しました。これは、専門店の品質やユニークな具材への期待を反映していると言えるでしょう。