新しい蓄電システム
2025-05-22 10:51:47

暮らしに寄り添うマルチ蓄電システム、2つの新モデル登場

身近になる蓄電システム



最近、地震や台風などの自然災害が頻発していることから、非常用電力としての蓄電システムへの関心が高まっています。特に、高騰する電気料金や太陽光発電の卒FIT(固定価格買取制度の満了)により、自宅で発電した電力を蓄えて活用しようという動きが強まっています。

このような背景の中、オムロン ソーシアルソリューションズは、2020年に発売した「KPBP-Aシリーズ」に新しい蓄電池ユニットを加えることを発表しました。新たに加わる2機種は、6.5kWhタイプと9.7kWhタイプで、いずれも屋内設置向けのデザインとなっています。この製品により、住環境に合わせて展開することができ、より多くの人々が蓄電システムを利用できるようになるでしょう。

季節やスペースに融通するシステム



新しい蓄電池ユニットは、従来モデルに比べて約27%も容積を削減し、国内最小クラスのサイズを実現しました。これにより、特に限られたスペースに設置が求められる住宅内でも、設置がしやすくなっています。

ホワイト系のスタイリッシュなデザインは、家庭内のインテリアにもマッチし、違和感なく溶け込むことが期待されます。従来の6.5kWタイプに関しては、厚みがわずか137mmという薄さも特徴で、玄関や廊下などへの設置も容易です。

寒冷地でも安心の性能



この蓄電システムは、従来モデルと比較して低温性能も向上しています。使用温度範囲が、下限の-10℃から-15℃まで拡大され、より寒冷な地域でも使用できるようになりました。これにより、これまで設置が難しかった地域での導入が加速することが期待されます。

多様なシステム構成



「KPBP-Aシリーズ」は、様々な設置形態に対応できるフレキシブルな構成が特徴です。

  • - 単機能蓄電システム:蓄電池ユニットが単独で接続されたシンプルなシステム
  • - ハイブリッド蓄電システム:太陽光発電と蓄電池を一つのシステムとして管理
  • - 全負荷型ハイブリッド蓄電システム:停電時にも家庭内全ての電力をバックアップ可能

これらのシステムは、ユーザーのニーズや家庭の発電環境に合わせて選択できるのが大きな魅力です。

未来のエネルギーを考える



オムロン ソーシアルソリューションズは、これまでにも多くの革新的なシステムを生み出し、社会の安心・安全・快適な暮らしの実現に貢献してきました。今後もIoTやAI技術を活用し、蓄電システムを含む新しいエネルギーの形を提案し続けるでしょう。地域に密着し、柔軟な発想と最新技術で、私たちの暮らしをより豊かにするための取り組みを期待したいものです。


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