ロームの新しい高性能オペアンプシリーズ
ローム株式会社が、広範囲に用途を持つ新しいCMOSオペアンプシリーズ「TLRx728シリーズ」と「BD728xシリーズ」を発表しました。この新製品は、車載機器や産業機器、さらには民生機器においても高い設計自由度を提供することを目的としています。
1. 高性能な特性
新しい高性能オペアンプは、低入力オフセット電圧、低ノイズ、高スルーレートといった特性をバランスよく兼ね備えています。これにより、信号処理において信号の精度を飛躍的に向上させることができ、多様なアプリケーションに適しています。特にセンサ出力の増幅やモータドライバ制御などでは、信号の誤差や遅延を最小限に抑えることが求められます。
これらの特性に加え、Rail-to-Rail入出力が可能であり、電源電圧の範囲を最大限に活用できるため、広いダイナミックレンジを確保できます。これにより、特定用途に限定せず、汎用性と高性能を同時に実現した設計がなされているのです。
2. 幅広い対応用途
このオペアンプシリーズは、精度が重要なセンサ信号処理をはじめとし、電流検出回路、モータドライバ制御、電源監視システムなど、さまざまな応用に対応しています。また、1ch、2ch、4chの構成があり、各種パッケージも展開されているため、様々な基板サイズに応じた最適な製品選定が可能です。
3. 購入方法と価格
新製品は順次量産を開始しており、購入に関しては、インターネットからも手軽に行うことができるようになっています。サンプル価格は、1ch品が280円、2ch品が350円、4ch品が480円(税抜き)となっており、コアスタッフオンラインやチップワンストップ、DigiKey、Mouserなどのオンライン販売サイトからも簡単に入手可能です。
4. 市場ニーズへの対応
近年、自動車の車載システムや産業機器のロボティクスにおいて、センシング精度の向上が急務となっています。小さな電圧信号を正確に取り扱うオペアンプの需要が高まる中、ロームはこれに応えるべく、微小な信号処理を可能にする製品を開発しています。本シリーズの投入により、多様な分野での高精度かつ安定した信号処理を実現し、設計自由度を高めることが期待されています。
ロームは今後も市場のニーズに応じて、さらなる高性能なアナログ製品の開発を進めていく考えです。これにより、顧客の皆様に対して提供できる価値を一層向上させていくことでしょう。
新しいオペアンプシリーズは、ただの部品ではなく、未来の技術の基盤を支える重要な要素でもあります。ぜひこの機会に、その性能を確かめてみてはいかがでしょうか。