90年の京町屋が復活
2025-08-28 15:57:26

片山文三郎商店が90年の時を経て新たにリノベーションオープン

片山文三郎商店、90年の歴史を抱き新たに生まれ変わる



京都の中心に位置する片山文三郎商店が、2025年8月27日(水)にリニューアルオープンしました。創業から90年、古くから愛されてきた京町屋の本店は、約半年にわたる改修工事を経て新たな魅力を発揮します。これにより、伝統的な絞り染めのアーカイブや貴重な資料が一般公開され、様々な体験が可能となりました。

一階に拡大した店舗スペース


リニューアルによって、以前は作業場として利用されていたスペースも店舗として生まれ変わりました。復刻された初代文三郎が愛した家具が店舗の什器として利用され、シルク素材を用いた新しいアイテムのラインナップが並んでいます。「BUNZABURO」ブランドもこのフロアに展開され、より広がりのある世界観が提供されています。

二階の特別な空間


これまで非公開だった2Fの店の間が、リニューアルに伴い初めて一般公開されました。ここは昔、絞り上げた布が乾かされ、糸解き作業が行われていた貴重な場所です。新たに展開されているブランド「KATAYAMA」がこのフロアを彩り、絞り染めの技法とその文化に触れられる貴重な体験を提供します。

蔵書の展示とアートブック


2Fの洋間には、昭和初期の町屋の特徴が色濃く残っています。折り上げ天井やモールガラスが美しい空間には、初代文三郎や二代目文雄のデザイン案や、昔の呉服に関する資料も展示されています。訪れる人はこれらの資料に触れながら、絞り染めの歴史を体感できることができます。さらに、リニューアルに伴い絞りに関するアートブック「唄絞り」も登場し、絞り染めの魅力が一層深められています。

絞り染めの未来を担う2階奥の和室


2階奥には客間として機能する和室があり、絞り染めに関する貴重な資料が保管されています。この空間を通じて、片山文三郎商店は伝統と現代の融合を体感できる場所として、これからも進化し続けます。京都の技術と感覚が織りなす新しい物語にぜひ触れてみてください。

片山文三郎商店の基本情報


  • - オープン日: 2025年8月27日(水)
  • - 住所: 京都府京都市中京区蛸薬師通り烏丸西入ル橋弁慶町221
  • - 電話番号: 075-221-2666
  • - 営業時間: 10:00 - 18:30
  • - 定休日: 年末年始および夏季に臨時休業あり
  • - Webサイト: bunzaburo.com
  • - SNS: Instagram @bunzaburo, Facebook BUNZABURO

片山文三郎商店は、これからも京都の絞り染めという美しい文化を未来へとつなげていくことでしょう。ぜひ訪れて、独自の魅力を感じてみてください。


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