古典の日に合わせた特別な一日
2025年11月1日(土)、京都伝統産業ミュージアムは、「古典の日」に合わせて終日無料開放を実施します。この日は、世界に誇る日本の古典文学『源氏物語』が初めて記録に現れた日として、古典文化に親しむことを目的とした特別な日です。
例年通りであれば一般は500円の観覧料がかかりますが、当日は無料で展示を楽しむことができます。誰でも気軽に足を運び、日本の伝統文化を体験できる貴重な機会となります。特に、秋の文化活動が盛んなこの季節に、歴史ある京都の伝統工芸を通じて、古典文化をじっくりと味わってみませんか?
特別展示「GRACE OF KYOTO」京の雅
ミュージアムの常設展示では、テーマ展示「京の雅-受け継がれる伝統の美-」が開催されます。この展示は、「日本の伝統文化と、それを支える京都の伝統産業の魅力を伝える」をテーマにして、京焼・清水焼の「小倉百人一首 百盌揃え」を中心に、古典に関連する工芸品が展示されます。京表具や京象嵌、西陣織、京友禅といった多彩な文化素材を通して、百人一首の歌の情景をお楽しみいただけます。
- - 展示期間: 10月31日(金)~11月3日(月・祝)
- - 時間: 10:00~18:00(入館は17:30まで)
競技かるた模擬実演
11月1日には、伝統文化「競技かるた」の模擬実演も行われます。百人一首を用いたこの競技では、札を取る瞬間の緊張感や美しい所作を間近で体験できる貴重な機会です。観客はリアルな競技を目の当たりにし、古典文化の深みを知ることができるでしょう。
- - 模擬実演日時: 11月1日(土)①11:00~ ②13:00~ ③15:00~
- - 場所: 京都伝統産業ミュージアム MOCADギャラリー
京都の伝統産業品、かるた
「かるた」は、京都市指定の伝統産業品の一つで、百人一首のような指定札が用いられています。江戸時代から続くこの伝統は、京で製造され、全国へと広がっています。そのため、京都伝統産業ミュージアムを訪れることで、地域に根付いた文化的遺産に触れることができます。
このように、11月1日は京都伝統産業ミュージアムが特別に無料開放される日ですので、ぜひこの機会に、古典文化と伝統工芸に親しんでみてください。秋の一日を文化で彩る、素晴らしい体験が待っています。