空の移動革命に挑むSpace Aviationが17億円超の資金調達を実施

Space Aviationが描く空の未来

京都市伏見区に本社を置くSpace Aviation株式会社が、シリーズBラウンドにて17.4億円の資金調達に成功しました。今回の調達により、同社の累計資金調達額は約29億円に達し、さらなる事業拡大の基盤が整いました。

資金調達の主な目的

今回の資金調達の中心的な目的は、海外展開に向けたM&Aを実施するための資金の確保です。これにより、国際的な市場の獲得に加え、国内外における航空人材の育成や交流を促進していく方針です。また、2030年を見据えた空飛ぶクルマの実現に向け、新しい移動インフラを構築することも目指しております。

調達の詳細

具体的には、ZUUターゲットファンド for SA投資事業有限責任組合から16億円、特定投資家向け銘柄制度により1.4億円を調達しました。

投資家からは、ZUU Funders株式会社の代表取締役、冨田和成氏が「Space Aviation社の革新的な事業モデルは空の交通網の基盤として不可欠」とコメントしており、彼の期待を感じさせます。

代表取締役社長からのメッセージ

Space Aviationの保田社長は、投資の意義を強調しつつ、米国拠点の獲得が人材育成やサプライチェーンの強化に繋がることを述べました。強力なパートナーの支援を受け、このディールを成功させ、移動革命を進めていく決意を表明しています。

Space Aviationの事業内容

同社は、ヘリコプターを活用した旅客輸送や遊覧飛行に加え、防災・減災支援事業も展開しています。地方と都市を結ぶ交通網の整備により地域経済の活性化に寄与し、災害時には緊急支援基地として機能するなど、頼れる存在です。

創業から6年で年間売上高が36億円に達し、国内ではトップクラスのヘリコプター運航実績を誇っています。今では北海道から沖縄まで、全国9拠点を結ぶ広範な運航ネットワークを持っています。