大電流設計の進化
2026-01-28 19:43:25

ロームの新LDOレギュレータで大電流設計が進化!

ローム株式会社、LDOレギュレータ「BD9xxN5シリーズ」を発表



京都市に本社を置くローム株式会社は、業界に新たな革新をもたらす500mA出力のLDOレギュレータ、「BD9xxN5シリーズ」をリリースしました。このシリーズは、車載機器、産業機器、通信インフラなど、幅広い用途に対応しています。

より高い電流出力への対応



「BD9xxN5シリーズ」は、従来の150mAから倍以上の500mAに出力電流を拡張したモデルで、特に大電流を必要とするアプリケーション向けに設計されています。これにより、ロームの新しい技術が様々なデバイスにおいて使用されることが期待されています。

超安定制御技術「Nano Cap™」



本製品に搭載されている「Nano Cap™」技術は、470nFというわずかな出力コンデンサで出力電圧を約250mVに抑えることができるため、安定動作を実現します。この技術は、通常の数μFの小型MLCCや高容量の電解コンデンサだけではなく、0603Mサイズ(0.6×0.3mm)の極小MLCCにも適用可能です。
これにより、回路や基板の小型化が進むと同時に、部品選定の自由度も高まることが大きな利点です。

量産と販売について



「BD9xxN5シリーズ」は、2025年10月から月産30万個の体制で量産が始まります。サンプル価格は300円(税抜き)で、チップワンストップやコアスタッフオンライン、DigiKey、Mouserなどのオンラインプラットフォームから購入可能です。また、高精度SPICEモデル「ROHM Real Model」も用意されており、実際に使用する際の検証の精度を高めています。

開発の背景



近年では電子機器が小型・高密度化しており、それに伴って電源回路には省スペース化と設計自由度を実現する要求が高まっています。あらゆる電源ICが小容量コンデンサでも安定して動作することが求められていますが、1μF以下の容量での安定動作は技術的に非常に難しい課題でした。ロームはこの問題を解決するため、2022年には「BD9xxN1シリーズ」を開発し、小型コンデンサでの安定動作を可能にしました。

幅広いアプリケーション例



「BD9xxN5シリーズ」は、多岐にわたるアプリケーションに適用できます。具体的には、車載機器の燃料噴射装置やタイヤ空気圧監視システムなどのパワートレイン系電源、PLCや遠隔端末装置向けのコントローラ電源、さらには家庭用の冷蔵庫やエアコンなどの制御基板用電源にも利用されます。

まとめ



ロームは、電子機器のさらなる進化を促すために、今後もNano Cap™技術を用いたLDOシリーズを拡充していく考えです。この革新的な技術が、電子機器の高性能、小型化、高信頼性に寄与し続けることは間違いないでしょう。将来的には、さらに多くの産業分野で新しいデバイスの開発が進むことに期待が寄せられています。


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