美術館「えき」KYOTOで今森光彦の魅力あふれる写真展を開催中

今森光彦の魅力あふれる写真展

京都の美術館「えき」KYOTOにて、写真家の今森光彦氏による「今森光彦にっぽんの里山を旅する」展が開催されています。この展示では、日本の美しい里山をテーマにした作品が並び、四季折々の魅力を感じることができます。

自然と人との関わりを追い続ける今森光彦

今森光彦は、1954年に滋賀県で生まれました。琵琶湖を望む田園風景の中にアトリエを構え、自然環境と人々の関わりを深く探求しています。「里山」という概念を提唱し、数々の活動を通じて自然の大切さを広めています。彼の作品は、国内外を問わず熱心に取材した結果生まれたもので、各地の美しい自然を伝えています。

「にっぽんの里山」シリーズ

本展は、「里山」シリーズの後続として、今森が手掛けてきた「にっぽんの里山」に焦点を当てています。200か所以上の里山から厳選した作品は、春を中心に日本の美しい季節の変化を表現し、見る人々に懐かしさと同時に新たな感動を与えてくれます。戦後の日本では普通に見られた田んぼの風景や人々の暮らしが、今や貴重なものになっていることを実感させられる展示です。

里山を旅する美しい写真

四季折々の景色や人々の様子が切り取られた写真には、生命の息吹が感じられます。今森は自然と人が調和する場所を求め、長い旅をしてきました。彼の作品を通じて、さまざまな文化や地域の大切さを理解し、自然を尊重する大切さが伝わります。美しい里山の風景は、見る人の心を和ませ、豊かな日本の自然の価値を再認識させてくれることでしょう。

ギャラリートークの詳細

また、本展では今森光彦によるギャラリートークも行われます。以下の日時で開催されるので、興味のある方はぜひ参加してみてください。講演は各回約30分間で、参加には美術館の入館券が必要です。

- 1月10日（土）
- 1月11日（日）
- 1月24日（土）
- 1月25日（日）

開催概要

展覧会は2026年1月2日から2月2日まで、無休で開かれています。開館時間は10時から19時30分までですが、1月2日と3日は18時で閉館です。入館料は一般1,000円（前売800円）となっています。特に学生証を持っている高・大学生は割引が受けられるため、ぜひ利用してみてください。

この機会に、今森光彦の素晴らしい作品を楽しみつつ、日本の自然とその価値を感じる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。展覧会終了までの限られた期間で行われる貴重な展示ですので、足を運んでみることをお勧めします。