スパイスファクトリーの子育て応援制度が東京都の最優秀賞を受賞

スパイスファクトリー、東京都の子育て応援制度で最優秀賞を受賞

最近、スパイスファクトリー株式会社が東京都の「令和7年度こどもスマイルムーブメント大賞」において、子育て応援部門で最優秀賞を受賞しました。この功績は、スパイスファクトリーが自社の『プレママ・パパ制度』を通じて、子育てと仕事の両立を多角的に支援していることが評価された結果です。

『プレママ・パパ制度』の背景と目的

この制度は、従業員の平均年齢が30代半ばで、女性従業員が40%を超えるスパイスファクトリーの取り組みの一環です。妊娠や出産、子育てを「キャリアのブレーキ」としないための制度を整備し、法令だけでは実現できない子育て世代のニーズに応えることが狙いとされています。

特に、育児休業の取得率は2024年度で85.7%、2025年度には100%を達成する見込みとなっています。これにより、男性・女性を問わず、育児に専念できる環境が整い、短期間でもしっかりと子育てに向き合えるシステムが構築されています。

制度の具体的内容

スパイスファクトリーの『プレママ・パパ制度』では、法定の産前休暇よりも前に最大20日間の特別有給休暇が付与されます。妊娠中の体調不良や妊婦健診、家庭の準備など、既存制度ではカバーしきれない状況に対応しています。

この制度は、妊娠中の本人だけでなく、パートナーも利用可能で、妊婦健診に付き添いで取得することも認められている点が特徴です。また、欠勤や休職を避けることができ、育児休業給付金の減額要因を防ぐ仕組みになっています。

社内文化の醸成

スパイスファクトリーは、制度面だけでなく社内文化の浸透にも力を入れています。子育て支援のための専用チャンネルを設け、社員同士が交流しやすい環境を作り出すことで、情報共有を促進しています。また、育児休業ガイドブックを用意し、具体的な制度の運用方法を明示することで、従業員の不安を解消し、制度の活用を後押ししています。

更に、2025年からは男性社員がパートナーの出産前日までの利用が可能になり、保育環境の充実化を図ろうとしています。これは、育児積極派として進化を続けるスパイスファクトリーの志を表しています。

スパイスファクトリーの理念

流郷綾乃CSO（取締役最高サステナビリティ責任者）は、『プレママ・パパ制度』の導入を単なる制度整備に留まらず、社会全体に広めていく意義があると語っています。子育てしながら働けるという選択肢を持つことを当たり前にし、社会に対してもその価値を伝えることが会社の使命だと感じています。

政府の育休制度の強化が進む中で、モダンな働き方を実現していくことはどの企業にとっても大きな課題です。スパイスファクトリーは、育児をキャリアの制限と捉えず、逆に成長の機会とする企業文化を築いています。