荒木飛呂彦のアート展が京都に!
2025年11月、京都・東本願寺の白書院にて、荒木飛呂彦の『ジョジョの奇妙な冒険』に基づくリトグラフ作品とレンチキュラー作品の展示が行われることが決まりました。この展示は、サンフランシスコでの発表に続くもので、集英社マンガアートヘリテージの一環として開催されるものです。
リトグラフ作品とは?
リトグラフは、200年以上の歴史を持つ版画技法であり、アーティストが直接版にイメージを描くことで、版から紙へと転写します。これにより、鉛筆やチョークで描かれた繊細な線がそのまま再現され、従来の印刷技術では得られない質感があります。荒木飛呂彦は、この技術を用いて、空条承太郎やDIOなどの象徴的なキャラクターを描いた9点のリトグラフ作品を制作しました。各作品は100部ずつ限定販売される予定です。
ジョジョの多様なキャラクターたち
『ジョジョの奇妙な冒険』は1986年に連載が始まり、現在も続いている人気作です。その中で描かれる「スタンド」という能力は、キャラクターの個性を如実に表現しています。荒木飛呂彦は、空条承太郎のスタープラチナや、ジョルノ・ジョバァーナのゴールド・エクスペリエンスなど、多様なキャラクターをリトグラフの題材としました。この展示では、リトグラフ独特の質感を通じて、彼らの魅力を感じることができるでしょう。
レンチキュラー作品の魅力
展示されるもう一つの目玉が、レンチキュラー作品です。この技法は、視差を利用して立体的に見える印刷が可能で、見る角度によって異なるイメージが楽しめるものです。第1部から第9部までの重要なシーンが横幅約1メートルの作品として展示され、観客はその瞬間を立体的な視点で楽しむことができます。
展示詳細
本展は、2025年11月14日から16日まで京都・東本願寺の白書院で行われ、入場は完全予約制となっています。荒木飛呂彦の作品が直に見る貴重なチャンスですので、ぜひこの機会に訪れてみてください。
スケジュール
- - ・11月14日(金)〜16日(日)
- - ・大人1800円、中・高校生1200円
チケット購入
チケットは2025年9月9日から販売が開始される予定です。詳細は、
集英社マンガアートヘリテージの公式サイトでご確認ください。
最後に
荒木飛呂彦のアート展は、マンガ表現の新たな可能性を探る素晴らしい機会です。彼が描くキャラクターたちの持つ力強さと、リトグラフ特有の美しさを体感しに、ぜひ訪れてみてください。新たなアート体験が待っています。