アフリカの若者に学びを届ける「Ready to Bloom」の新しい挑戦
京都市に拠点を置く株式会社Ready to Bloomが、アフリカの若者向けに教育と雇用の機会を提供するためのクラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトは、特にルワンダを中心に、ITのスキルを持つ人材を育成し、実際の仕事に結びつけることを目的としています。現在、アフリカでは大学進学率が7割以下とされ、多くの若者が教育を受けても、仕事に結びつかない現実があります。学んだスキルを活用できる場所が不足しており、貧困のサイクルから抜け出せない若者たちのサポートを行うことが急務です。
プロジェクトの背景
Athanaseという名の若者は、ルワンダのトップ大学で主席を獲得し、20時間の勉強を続けても職に就くことができませんでした。彼のような若者たちは多く、いくら努力を重ねても実らない成果に苦しむ日々が続いています。従って、私たちはこれらの課題を解決するために、教育や就業支援を行うプラットフォーム「LEAP」を立ち上げました。
このプラットフォームの狙いは、ITスキルを持つ人材の可視化とそれを必要とする企業とのマッチングを通じて、彼らの能力を最大限に引き出すことです。クラウドファンディングによって集まった資金を元に、LEAPを開発し、現地のインフラを整備することで、より多くの若者にチャンスを与えることを目指しています。
クラウドファンディングの詳細
本プロジェクトの主要な目的は、以下の2つのポイントです。
1. 教育と品質管理、ジョブマッチングのためのシステム「LEAP」を開発・提供。
2. 無料で利用できるIT環境「Ready to Bloom Hub」の整備。
「LEAP」は、学習管理、品質管理、ジョブマッチングを統合したプラットフォームであり、受講者のスキルレベルに応じたeラーニングコースを提供します。また、文化的なズレを乗り越えるためのプログラムを実施し、質の高い学びをサポートします。さらに、企業からの案件とスキルが証明された学生との両者を結びつけるジョブマッチングの機能も持ち合わせています。
Ready to Bloom Hubの整備
地方ではインターネット環境が不安定なため、ICT職業訓練校と協力し、パソコンとインターネットの環境を整備する「Ready to Bloom Hub」を設ける計画です。このハブにより、学生たちは必要なリソースにアクセスでき、高度なITスキルを学ぶ機会を得られます。
支援方法
このプロジェクトに興味がある方は、クラウドファンディングサイト「For Good」にアクセスして、詳細情報を確認し、ぜひご支援いただければと思います。また、リターンには地元の特産品やメンバーとの交流イベントなど、貴重な体験が含まれています。
最後に
株式会社Ready to Bloomは「Breaking Borders, Building Futures」をビジョンとして掲げ、日本の労働市場とアフリカの雇用問題を解決するために尽力しています。私たちが目指す未来には、教育を通じて多くの若者が自らの手で未来を切り拓いていく姿があります。この取り組みに皆様の力を貸していただけると幸いです。詳しい情報は公式サイトやクラウドファンディングページをご覧ください。