スタートアップイベントの運営を変えたBacklogの効果とは

スタートアップイベント運営の新たな潮流

株式会社ヌーラボが提供するプロジェクト管理ツール「Backlog」は、沖縄を拠点としたフォーシーズ株式会社が主催するスタートアップカンファレンス「KOZAROCKS 2024」の運営で活用され、運営効率を飛躍的に向上させました。昨年の参加者数520名から920名へと約2倍に増加したことの背景には、Backlogによりタスク管理が可視化され、円滑な情報共有が図られたからです。

イベント運営における課題

フォーシーズは以前のイベント運営において、タスク管理が不十分であったため、多くの課題に直面していました。各チームが独立して進捗状況を把握していたため、情報の共有が乏しく、タスク漏れや進捗の不透明さが問題でした。また、過去のイベント運営に関する経験が充分に蓄積されていなかったため、担当者の交代に伴って同じ課題が繰り返されるという現象が続いていました。

Backlog導入の背景

KOZAROCKS 2024は準備期間が約3か月と短く、効率的な運営が求められる中、フォーシーズはBacklogを導入しました。この選択により、タスクの可視化と情報共有を強化し、運営進行の円滑化を図ることができました。

具体的な効果1: 情報共有の徹底

Backlogの導入によって、タスクの担当者や期限、進捗が一目でわかるようになり、情報共有が飛躍的に向上しました。これにより、タスク漏れも防ぐことができ、イベント運営はスムーズに進んでいきました。開催2ヶ月前からは定例ミーティングを設け、各チームは自らの課題を明確にし、協力しながら進捗管理に努めました。

具体的な効果2: チーム間の連携を強化

Backlogが導入される前は、各チームが独立して管理されていたため、連携の障壁が存在していました。しかし、タスクと進捗が可視化されたことで、各チーム間での情報共有がスムーズに行えるようになりました。これにより、互いにフォローしあう環境が整い、チーム全体が一つのゴールに向かって協力し合う体制が生まれました。

具体的な効果3: ノウハウの蓄積

Backlogの導入は運営ノウハウの蓄積にも寄与しました。タスクの進捗や関連情報が全て記録されることで、次回以降のイベント運営に必要な情報が揃えば、過去の成功と失敗から学ぶことができる体制ができました。このことは、「KOZAROCKS 2025」の運営にとっても重要な資源となります。

未来の展望

フォーシーズ株式会社のアライアンスコミュニティマネージャー小川きぬ氏は、今後の方向性について「チームメンバーが自身の課題を起票できるような活用方法を模索したい」と述べています。また、労働人口が減少する中で、多様なメンバーからなるチームが効率的に機能するためには、Backlogがますます重要なツールになると考えています。

まとめ

KOZAROCKS 2024の成功は、Backlogを活用した効果の表れです。重要なのは、タスクの可視化と情報共有を徹底することで、運営の透明性と効率性を向上させることができる点です。これにより、スタートアップ文化を支えるイベントがより良いものとなることが期待されます。今後もヌーラボは、チームワークマネジメントの分野での取り組みを進め、顧客により良いサービスを提供していく予定です。