戦後80年の夏に、京都から全世界に平和を願うアート展が始まる
2025年7月19日から8月17日まで、京都の伏見稲荷大社と八坂神社にて開催される『DANDELION PROJECT』は、平和への祈りをアートとして表現する参加型プロジェクトです。このイベントは、戦後80年という重要な節目を迎え、多くの人々が集まる京都の地で平和の大切さを再確認し、次世代にその想いをつなぐことを目的としています。
祈りを可視化するアート
京都は長い歴史を持ち、神社仏閣が数多く存在する地域です。伏見稲荷大社や八坂神社では、疫病退散や人々の安寧を願い続けてきました。2025年の夏には、この地域の子どもたちと協力し、それぞれの願いや想いを込めたアート作品が展示されます。
子どもたちとのコラボレーション
伏見稲荷大社では、特別ワークショップが開催され、地元の稲荷小学校の子どもたちが「世界が平和になりますように」というテーマでアート制作に参加しました。彼らの思いを込めた塗り絵作品が『DANDELION PROJECT』の光のアートとして境内に展示され、見る人々に神聖な空間で平和への想いを感じさせてくれます。
さらに、7月25日には伏見大手筋商店街で「夏の夜市」が開催され、そこでのワークショップにも多くの子どもたちが参加しました。彼らが創り上げた作品は、8月の展示にも引き続き反映され、地域全体がアートを通じて結びつく経験を提供します。
自然の中での平和の光
八坂神社では、ボーイスカウトやガールスカウトの子どもたちとともに、DANDELIONの光を使ったアートが行われます。自然の中で神聖な空間を作り出し、訪れる人々に平和の大切さを再認識してもらうことを目指しています。国境を越えたアートの力を借りて、世代を超えた祈りのつながりを体感することができるでしょう。
『DANDELION PROJECT』の意義
『DANDELION PROJECT』は、世界中にタンポポのアートを設置する参加型アートプロジェクトです。これまでにパリやサンフランシスコ、東京など70地点以上で展示され、その中で平和というメッセージを発信し続けてきました。村松亮太郎氏が発起したこのプロジェクトは、単なるアート展示にとどまらず、地域の人々や訪問者が一緒になって作り上げる体験を通じて、平和の意義を伝えていきます。
設置場所とスケジュール
- - 伏見稲荷大社:7月19日(土)〜8月17日(日)
- 稲荷小学校の作品:7月19日(土)〜8月2日(土)
- 大手筋商店街の作品:8月3日(日)〜8月17日(日)
展示時間は、両神社ともに夕方7時から9時まで行われます。この空間で、訪れた人々がそれぞれの平和への想いに心を寄せることができる時間が提供されます。
まとめ
この夏、京都で開催される『DANDELION PROJECT』は、現代に生きる私たちが平和について改めて考えるきっかけとなるイベントです。アートを通じて、世界中の人々と心をつなぎ、未来へ平和の光をつなげるプロジェクトに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。京都の美しい景色と共に、心温まる瞬間を共有しましょう。