都会の真ん中で体験する米づくり
東京の中心、日本橋茅場町。高層ビルが立ち並ぶこの場所に、緑豊かな田んぼが存在するのをご存じでしょうか。それが、茅場町あおぞら田んぼプロジェクトです。この取り組みは、株式会社プレナスが中心となり、地域の小学生と共に米づくりを行い、日本の米食文化を未来へと継承しようというものです。
プロジェクトの概要
「茅場町あおぞら田んぼプロジェクト」は、中央区立阪本小学校の5年生が参加する、教育的かつ環境に配慮した米づくりのプロジェクトです。屋上に作られた田んぼの面積は約20㎡。小さなスペースではありますが、ここで育てられるお米は、地域の子どもたちにとって貴重な学びの場となります。
田んぼの位置は、東京都中央区日本橋茅場町1丁目の屋上。プロジェクトは始まってから6年目を迎えることとなり、9月16日(火)には稲刈りのイベントが行われる予定です。収穫目標は、なんと玄米5kg。小さな田んぼからでも、大きな成果を感じられる取り組みです。
子どたちの学びの場
米づくりは、単なる作業ではなく、命の大切さ、自然との共生を学ぶ貴重な時間です。阪本小学校の生徒たちは、春から始まる田植え作業に参加し、日々の成長を見守りながら、米が育つ過程を体験しています。刈り取ったお米は、地域の料理として提供されることもあり、自分たちが育てたお米を食する喜びは格別です。
米文化の継承
プレナスは、全国に展開している数々の飲食店を通じて、日本の米食文化を未来に受け継ぐ活動にも取り組んでいます。日本の食文化を伝えるためには、まずは次世代を担う子どもたちがその大切さを理解することが重要です。このプロジェクトを通じて、彼らは自ら体験し、米がどのようにして食卓に届くのかを知ることができます。
稲刈りのハイライト
今年の稲刈りは、9月16日(火)に行われます。生徒たちは、大切に育てた稲を手刈りすることで、米づくりの意味をさらに深く理解し、新たな経験を得ます。稲刈り後には、はざかけという作業も行われ、収穫した稲を乾燥させる準備をします。さらに、10月7日(火)には、脱穀や籾摺りの工程が待っています。これらの体験を通じて、米づくりの全階段を踏みしめることができるのです。
プロジェクトの未来
今後も「茅場町あおぞら田んぼプロジェクト」は、子どもたちに貴重な学びの場を提供し続けることでしょう。このような取り組みが広がり、米食文化が引き継がれていくことを願っています。興味のある方は、ぜひプロジェクトの公式ホームページもご覧ください。日本の米文化の魅力と大切さを、子どもたちと共に次世代へつなげていきましょう。