京セラ株式会社が、国際的な環境情報開示システムであるCDPから、気候変動に関する評価で最高評価の「Aリスト」に選定されたことが発表されました。これは、情報開示における透明性とパフォーマンスにおいてリーダーシップを発揮した結果であり、京セラがこの評価を受けるのは2020年、2021年、2023年に続き、4回目となります。
CDPは、企業の気候変動に対する取り組みや戦略について評価を行っており、全体で8段階にわたる評価基準が設けられています。2025年度には約20,000社が評価対象となる中、上位4%に位置する877社がAリストに選ばれました。京セラは、気候変動問題を経営課題として真剣に取り組み、多岐にわたる活動を展開しています。また、水資源保護にも焦点を当て、水セキュリティ分野では「A-」の評価を得るなど、持続可能性に向けた努力が評価されています。
京セラの気候変動に関する目標として、2045年度のカーボンニュートラル達成を掲げています。2022年には国際的な気候目標に合わせた温室効果ガス削減目標の認定を受け、2024年度においては2019年度比で14%の削減を達成しました。さらに、再生可能エネルギーについても長期的目標を設定し、2030年度にはその導入量を20倍とする目標を前倒しで達成。この目標を超えたことを受け、新たに2030年度には再生可能エネルギーの使用率を60%にするという新たな目標を掲げました。
京セラの気候変動へのアプローチは多岐にわたります。ガバナンス強化やリスク・機会評価を行うために、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に沿った取り組みを展開しています。具体的には、エネルギーの可視化や高効率な設備の導入を通じて省エネの実現に努めています。また、太陽光発電システムの導入を進めており、事業所や工場の敷地での発電を促進することで、エコなエネルギー利用を推進しています。さらに、サプライチェーンの中でも排出削減の取り組みを強化しています。
CDPは環境情報開示のリーダーとして、企業に対する評価を通じてアースポジティブな意思決定を促進する国際的な非営利団体です。今後も京セラは、環境性と経済性の両立を図りながら、持続可能な社会の実現を目指し、さまざまな取り組みを続けていくことが期待されています。