高校生が別府で迎える挑戦と成長
大分県別府市で、高校生を対象にした特別な宿泊プログラム『イノウキャンプ』が開催されます。このプログラムは、株式会社ディック学園と株式会社花形、そして立命館アジア太平洋大学(APU)が共同で運営し、参加者は実際のフィールドワークを通じて、自らのアイデアを形にしていきます。
イノウキャンプの概要
『イノウキャンプ』は、2022年から始まったプロジェクトで、高校生たちに特有な地域体験を通して、一つの成果物を創り出すことを目的としています。このプログラムでは、特に伊能忠敬のように、自分の目で地域を観察し、その理解を深めることで、唯一無二の発見を得ることが重視されています。
参加者は、APUの学生と共同でフィールドワークを行い、最終日には別府市の100年後の未来をテーマにしたプレゼンテーションを行います。これにより、地域の価値を新たに創造する力を養い、正解のない問題への挑戦を経験します。
なぜ今、高校生に「正解のない答え」が求められるのか?
2020年の大学入試改革を受けて、総合型選抜や学校推薦型選抜での入学者数が急増しています。特に総合型選抜においては、従来の一斉試験とは異なる評価基準が設けられ、自立した思考や判断力、協働力が求められています。このような背景の中で、イノウキャンプは参加者が自ら課題を見つけ、主体的に解決策を考える力を育成する役割を果たしています。
プログラムの具体的な内容
プログラムは、5月3日から6日の間に行われ、参加者は全国から集まる高校生たちと共に、以下の活動を行います:
- - チームビルディング: 他の高校生との交流を通じて、信頼関係を築きながら自己理解を深める。
- - フィールドワーク: 別府市の地域を巡り、現地の人々と触れ合いながら、地域の課題や魅力を探ります。
- - 中間発表/最終発表: 発表を通じて自己の考えを表現し、他者からのフィードバックを受けることでアイデアを発展させます。
このプログラムでは、一般的な学校教育では経験できないような実践的な学びが体験できます。参加によって、新たな文化への適応力や、多様性を受け入れる力が養われるでしょう。
参加方法と詳細
『イノウキャンプ』の参加は、高校1年生から3年生または既卒生で、約30名が募集されます。参加費用は高校3年生が48,000円、高校1,2年生は39,000円(いずれも税込、移動費・食費は含まれません)。興味がある方は公式サイトにアクセスし、申し込みを行ってください。申し込み期限は2025年4月3日です。
まとめ
イノウキャンプは、高校生にとって、ただ学ぶだけではなく、実際に体験し、創造する機会を提供します。これからの社会において、新たな価値を生み出せる人材を育てるための取り組みとして、このプログラムに参加することは非常に意義深い経験となるでしょう。興味のある高校生は、ぜひこの素晴らしい機会をお見逃しなく。