高台寺で春を感じる特別夜間拝観と新プロジェクションマッピング

高台寺「春の夜間特別拝観」概要

2025年3月14日（金）から5月6日（火）まで、京都市東山区に位置する高台寺で「春の夜間特別拝観」が開催されます。今年のテーマは「祈り～春～」。今回注目すべきは、レーザー式高輝度プロジェクターを利用した新作プロジェクションマッピングの導入です。映像と連動したライトアップや立体的な音響との融合により、訪れる人々を魅了する特別な夜の体験が楽しめます。

高台寺は、豊臣秀吉の正室である北政所（ねね様）が建立した寺院で、悠久の歴史を持つ臨済宗建仁寺派に属します。夜間特別拝観は毎年開催される人気イベントで、国内外から訪れる観光客に愛されています。このイベントは、京都のナイトタイムエコノミーにも寄与し、地域のオーバーツーリズム対策としても注目されています。

複合的なアート体験

今年の「春の夜間特別拝観」では、桜をはじめとした春の花々が方丈前庭の「波心庭」を彩り、訪れた人々に生命感あふれる美しい光景を提供します。桜の花言葉である「優美な女性」に加え、北政所を象徴する桔梗の「永遠の愛」がテーマをより深めます。また、喜怒哀楽をテーマにした多彩な花々が映像作品を飾り、訪れる人々を楽しませます。

「春の息吹」を感じさせるこの映像表現は、仏の教え、「他者の幸せを祈ることで自己が救われる」という深い意味を持っており、観覧者に強いメッセージを伝えます。特に、クチナシの「喜び」や芍薬の「怒り」、夏椿の「悲哀」、たんぽぽの「楽」など、それぞれの感情と結びついた花々が映し出され、観賞者に感動を与えることでしょう。

参加の詳細

春の夜間特別拝観の開催時間は17時から21時30分で、22時に閉門します。拝観料は、高台寺が600円（大人）、250円（中・高生）、小学生以下は無料です。また、圓徳院や掌美術館と共通の割引拝観券も用意されています。

高台寺へのアクセスは、京阪電車の「祇園四条」駅から徒歩約15分、阪急電車の「京都河原町」駅からは徒歩20分、市バス「東山安井」で下車後、徒歩約7分です。アクセスも良好で、多くの方が足を運びやすい場所にあります。

高台寺の春の夜間特別拝観は、あなたを不思議なアートの世界に引き込む特別な場所です。仏の教えや春の美しい花々を体感できるこの機会をお見逃しなく！

お問い合わせ先

- 高台寺: 〒605-0825 京都市東山区高台寺下河原町526, 電話: 075-561-9966
- 圓徳院: 京都市東山区高台寺下河原町530, 電話: 075-525-0101
- プロジェクションマッピングに関する問い合わせはトライト株式会社営業部まで。電話: 06-6995-4163、E-mail: [email protected]