女性の健康を考える
2025-06-02 10:50:02

京都産業大学で女性の健康課題を考えるセミナーを開催

セミナーの目的と背景


2025年5月14日、京都産業大学で「Future Work & Well-being〜女性の健康課題と働きやすさ〜」をテーマに、学生主催のセミナーが行われました。このセミナーは、学生団体「LUNA NEST」によって企画され、企業の株式会社ネクイノが協力する形で実現しました。セミナーの狙いは、女性の健康に関わる課題について理解を深めることと、どうすればより働きやすい環境を作ることができるかを考えることでした。この取り組みの背景には、特に生理に関する問題が多くの人に影響を与えている現状がありました。

開会挨拶と女性の健康課題に対する意識


セミナーは「LUNA NEST」のメンバー、特に代表の加藤大智さんの開会挨拶からスタートしました。彼は、日本国内外の災害時における生理用品の不足問題に触れ、女性の健康課題への理解とその重要性を強調しました。「体験型セミナーを通じて、教職員と学生が安心して過ごせる学校生活を実現したい」という思いが語られ、参加者たちに感銘を与えました。

アンケート結果と実態


続いて、教職員と学生を対象に実施したアンケート結果が発表されました。この結果によると、80%以上の回答者が生理による働きづらさを感じたことがあるとし、具体的な問題があったことが明らかになりました。生理中に困った経験や生理休暇の取得についての課題が、多くの参加者の共有事項として示されたのです。

助産師による講演内容


講演では、株式会社ネクイノの助産師である下青木彩さんが登壇しました。彼女は生理の基本的な知識や生理痛、PMS(月経前症候群)のメカニズムについて解説されました。「症状の感じ方は個人によって異なるため、それぞれの状況を理解し合うことが大切です」との言葉が強調され、理解による思いやりのコミュニケーションが必要だと再認識されました。

生理痛の疑似体験プログラム


講演後には、生理痛の疑似体験が行われました。参加者は実際に痛みを体験し、その辛さを実感しました。「これが続くのは本当に辛い」「授業やアルバイトに集中できない」との声があがり、参加者同士で共感が生まれる場となりました。このような体験は、女性の健康問題への理解を深める貴重な機会となりました。

生理用品の展示と学び


セミナーでは、生理用品の展示も行われ、助産師による説明とともに、参加者は実際に手に取る機会がありました。「こんなに種類があるとは知らなかった」といった声が上がる中、学生たちは使い方に関する新たな知識を得ることができました。セミナーを通じて、このような学びの場が生理に関する偏見を少しでも減らす一助になればと願います。

今後の取り組み


今後もネクイノは、女性の健康問題に積極的に取り組んでいく意向を示しており、教育機関や地域社会との連携を強化していくとしています。これにより、医療情報の提供や対話の場を増やし、誰もが自分の身体について理解する社会を目指す活動を行っていく予定です。ぜひ、今後の取り組みにもご注目ください。


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