開館20周年記念特別展「つながる琳派スピリット神坂雪佳」
長崎歴史文化博物館は、2025年4月19日より開館20周年記念特別展「つながる琳派スピリット神坂雪佳」を開催します。本展は、日本の美術と工芸の流れの中で重要な役割を果たした琳派の魅力を探る機会となるでしょう。
神坂雪佳(かみさか・せっか)は、近代京都において幅広い分野で活動した著名な図案家や画家でした。染織や陶芸、漆芸から室内装飾、造園に至るまで、様々な場面で彼のデザインが息づいています。そんな彼の創作の根城となったのが、江戸時代の琳派の伝統です。本展では、雪佳が師と仰いだ本阿弥光悦や俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一といった歴史の巨匠たちの影響を受け、発展していく琳派の美の流れを辿ります。
特に注目すべきは、長崎の文化との結びつきです。長崎くんちで見られる築町の傘鉾垂「綴錦織帝菊」(つづれにしきおりみかどぎく)は、神坂雪佳の手によるデザインであり、またこの特別展では、実際にその傘鉾垂が展示されることが決まっています。これは、長崎の伝統と雪佳のアートが交差する貴重な機会となるでしょう。
オープニングイベント
特別展の開始を祝うオープニング記念講演会「神坂雪佳の魅力と琳派スピリット」が、2025年4月19日(土)14:00から1階ホールで開催されます。講師には細見美術館の主任学芸員、福井麻純氏が登壇します。定員は70名で、参加は無料ですが、当日受付が必要です。
また、ワークショップ「琳派なうちわづくり」も行われます。このイベントは、2025年4月26日(土)および5月24日(土)に実施され、いずれも11:00から12:00までの開催です。定員は300名で、事前申込は不要です。
ギャラリートークも予定されており、同じく4月26日と5月24日、いずれも14:00から開催されます。参加には本展のチケットが必要ですが、参加費はかかりません。
展示情報
- - 会期: 2025年4月19日(土)〜6月1日(日)
- - 休館日: 4月21日(月)、5月7日(水)、5月19日(月)
- - 会場: 3階企画展示室
- - 開館時間: 9:00〜18:00(最終入館は30分前)
- - 入館料: 一般1,300円(前売1,000円)、高校生以下は無料
- 身体障害者手帳等を持つ方とその介護者は、前売料金で入館できます。
この特別展は、長崎歴史文化博物館の主催、NCC長崎文化放送の共催により実現します。また、細見美術館が監修を担当し、JR九州サービスサポート株式会社、株式会社J&Jヒューマンソリューションズなどが特別協賛しています。
チケット情報
前売券は、チケットぴあ(Pコード:687-188)、ローソンチケット(Lコード:81759)、セブンチケット(セブンコード:109-514)をはじめ、各種の窓口で4月18日まで販売されます。
長崎歴史文化博物館は、長崎の海外交流史に焦点を当て、多彩な歴史資料や美術作品を展示しています。江戸時代には長崎奉行所が存在し、その一部も復元されています。ここで、歴史を楽しく学べるコーナーや多様な企画展も充実。
この特別展は、琳派の世界に浸り、長崎の豊かな文化に触れる絶好の機会です。ぜひ足を運んで、新たな美の発見と体験をしてみてはいかがでしょうか。