怪談と妖怪が織りなす国際交流の場「国際妖怪サミット2025」
京都市右京区にある東映太秦映画村で、圧倒的な吸引力を持つ妖怪文化が国際的な注目を集めています。2025年11月1日、同村にて開催される「国際妖怪サミット」は、世界中の研究者や妖怪文化の専門家たちが集まり、日本の妖怪について深く掘り下げる貴重なイベントです。
妖怪ブームとその背景
近年、妖怪は日本のポップカルチャーの中心的存在となり、アニメやゲーム、映画といったさまざまなメディアを通じて、世界に広がっています。特に昨年の「怪々YOKAI祭」では、ハロウィンシーズンに近い時期に1975年の開村以来、過去最高のインバウンド動員数を記録しました。このことは、妖怪文化が海外から高く評価されている証です。
また、唯一無二の和製ハロウィン体験としても多くの人々に支持されています。
国際妖怪サミットの概要
「国際妖怪サミット2025」では、妖怪文化の国内外での展開や文化的意義について、専門家たちがさまざまな視点から語ります。特別ゲストには、文化勲章を受章した妖怪研究の権威、小松和彦氏を迎え、国内外の研究者や実践者とのパネルディスカッションも行われます。このサミットは、日本だけでなく東アジアの文化交流の重要な機会となるでしょう。
登壇者と講演内容
登壇者には、以下のような豪華な顔ぶれが揃っています。
妖怪や文化人類学の研究を通じて、日本人の精神構造を解明することを目指しています。
妖怪とアート、地域振興に関する専門活動を行い、京都での妖怪文化を国内外に広めています。
サンタフェ国際民俗芸術博物館にて妖怪に関する特別展を監修し、アメリカでの妖怪文化の普及に力を注いでいる専門家です。
韓国の妖怪文化、特にドッケビに関する研究を通じて、文化的な比較と交流を行っています。
中国の妖怪である無常に関する研究を行い、深い知識を持つ研究者です。
イベント詳細
「国際妖怪サミット」は、2025年11月1日に開催され、午前と午後に分かれたプログラムが予定されています。午前中のセッションでは、日本の妖怪文化とその国際的な受容についての講演が行われ、午後には東アジアの妖怪事情に関する発表が行われます。
サミットは、一つの文化的ネットワークの形成を図るとともに、観光振興や国際交流の新たな可能性を探る場となるでしょう。
開催概要
前半の部:11:00~13:20 / 後半の部:16:00~17:55
- - 会場:東映太秦映画村パディオス3階「ギャザ会場」
- - 主催:東映太秦映画村「怪々YOKAI祭」実行委員会
結びに
「国際妖怪サミット2025」は、妖怪をテーマにしたイベントとして、参加者に新たな知識や経験を提供し、国際的な文化交流の場となることでしょう。これからの妖怪文化の広がりを楽しみにしつつ、足を運ぶ価値のあるイベントとなります。
【詳細は公式サイトをご確認ください】(https://www.toei-eigamura.com/yokai/)