障害児と健常児が共に楽しめる「IKOUポータブルチェア」がデザイン賞受賞
このほど、株式会社Haluが開発した「IKOUポータブルチェア」が「2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」においてデザイン部門ブロンズを獲得しました。この受賞は、ますます注目されるインクルーシブデザインの重要性を象徴するものであり、障害児と健常児が共に使用できるよう設計されたこのプロダクトの価値を浮き彫りにしています。
「IKOUポータブルチェア」とは?
「IKOUポータブルチェア」は、軽量で持ち運びが容易な折りたたみ式のキッズチェアです。特に体幹が弱く、一人で座ることが難しい障害児のために設計されており、家庭内や外出先で気軽に使用できることを目指しています。軽量なので、大人の椅子に簡単に取り付けることができ、子どもが安定した姿勢で座ることを可能にします。
発売以来、個人のお客様だけでなくスポーツ施設や飲食店などでも利用され、家族連れがアクセスしづらかった外出先に自由に行ける機会を提供しています。これにより、特に小さな子どもを連れて外出する際のハードルが大きく下がりました。
スペック
- - 畳んだ時のサイズ: 横 34 x 縦 27 x 高さ 15 cm
- - 重さ: 3.2kg(ペットボトル約6本分)
詳しい情報は
こちらをご覧ください。
デザインの評価
今回の受賞は、デザイン部門の審査員から多くの支持を受けたようです。特に、シンプルでスタイリッシュなデザインが評価され、見た目のスティグマを軽減しつつ、多様なユーザーのニーズに応える機能性が認められました。審査員は「安全面や持ち運び、幅広い重量性などの機能性にも優れていて、ユーザーの外出時のストレスを軽減している」との講評を寄せています。
インクルーシブデザインの実践
インクルーシブデザインとは、高齢者や障害者など、従来のデザインプロセスでは見落とされがちな多様なニーズに焦点を当てるアプローチのことです。「IKOUポータブルチェア」は、この理念を具現化した製品と言えるでしょう。多様性を受け入れ、障害児と健常児が共に楽しむことができる社会の実現に向けた一歩を進めています。
今後の展望
Haluは、今後もインクルーシブデザインに基づいたプロダクト開発を続ける方針です。この取り組みを通じて、さまざまな子どもたちが安心して利用できる製品の展開を進め、さらなる家族の外出機会を提供していくことを目指しています。もし「IKOU」の理念に共感し、共に次なる製品やサービスを開発していきたい企業があれば、ぜひ連絡を取ってみてください。
E-mailでのお問い合わせや、
コンタクトフォームからのご連絡をお待ちしています。
まとめ
「IKOUポータブルチェア」は、障害児と健常児が共に楽しむことを可能にする製品の一つです。そのデザインと機能性は、多彩な子どもたちのニーズに応え、より良い社会づくりに寄与することを目指しています。これからも、多くの家族が安心して外出を楽しめる未来を築いていくことを期待しています。