レタスの新しい波！ツバキベジムーブとGreen Factory TFKが提携開始

株式会社ツバキベジムーブとGreen Factory TFKの提携

2025年4月25日、株式会社ツバキベジムーブ（以下、TVM）と株式会社Green Factory TFK（以下、TFK）が重要な提携を結びました。この提携により、TFKの大規模植物工場「テクノファームけいはんな」で生産されるレタスの販売および運営コンサルティングが行われます。

提携の背景

TVMは、株式会社椿本チエインの子会社として、2025年の長期ビジョンに基づき、「人にやさしい社会の実現」「安心・安全な生活基盤の構築」「地球にやさしい社会の創造」という3つの視点からの事業展開を目指しています。特に、食の安心・安全を重視し、完全閉鎖型の植物工場で無農薬水耕栽培を推進してきました。これにより、天候や災害に影響されることなく、業務用レタスを中心とした安定供給が可能です。

TFKは、京都府木津川市に拠点を持ち、東急不動産の100%出資子会社として、最新の植物工場技術を活用しています。今回の提携で両社は、互いの強みを生かし、新たなビジネス展開を図ります。

販売委託契約の詳細

提携の第一の柱として、TVMは「テクノファームけいはんな」から日産3万株のレタスを安定供給することが決まりました。このレタスは「ベジタス」という商品名で、大手スーパーを含む小売り店舗でも販売されてきました。新たな販売契約により、TVMは「ベジタス」のブランド名を継承し、「つばき」ブランドとしても市場に投入していくことになります。これにより、業務用から小売りまで幅広い分野での販売チャンスが拡大します。

コンサルティング契約の概要

加えて、TVMはTFKに対して、工場の生産や販売計画に関するコンサルティングも行います。これにより効率的な運営が可能になり、両社のアグリビジネスにおける収益性向上が目指されます。この知見は、TVMが積み上げてきたノウハウを活用し、TFKに具体的な助言を行い、スマート農業の推進を図ります。

未来への展望

TVMとTFKが共同で提供するレタスは、安全で高品質な食材として注目されています。新たなビジネスモデルによって、両社はより多くの消費者に安心・安全な食を提供するとともに、持続可能な農業の推進を目指すことで、社会の課題解決に貢献することが期待されます。

今回の提携は、ただのビジネス契約以上の意義を持つものであり、地域から全国、さらには地球全体に対してもポジティブな影響を与えることでしょう。食材の安定供給と持続可能な社会の実現に向けて、一歩前進するこの取り組みに、私たちは注目したいところです。