AIで安全管理強化
2026-07-22 12:09:54

AIチャットボットで現場の安全管理を強化するHACARUSと戸田建設の取り組み

AIチャットボットで現場の安全管理を強化する取り組み



株式会社HACARUS(京都市中京区)は、戸田建設株式会社(東京都中央区)と協力し、過去の安全や品質に関する事例を基にしたAIチャットボットの構築を支援し始めました。このプロジェクトは、現場での安全管理意識の向上や若手技術者の教育に貢献することを目的としています。今回は、これらの取り組みについて詳しく紹介します。

背景と課題


戸田建設では、工事経験が浅い技術者の支援が求められており、そのためにAIチャットボットの導入を検討していました。特に、日常の朝礼や昼礼で用いる安全指示書の作成において、過去の事故事例や品質不具合に関する情報をどのように活用するかが大きな課題でした。また、社内に保存されているナレッジが複数のシステムやファイル形式に分散しているため、現場の担当者が必要な情報を迅速に引き出せる環境の整備も求められていました。

取り組みの内容


本プロジェクトでは、大規模なシステム構築を一から行うのではなく、段階的に進めるアプローチが採用されました。まず、過去の事例を対話形式で検索できるAIチャットボットのプロトタイプを構築し、社内の環境品質管理データや安全ポータルにある情報を整理しました。これにより、作業内容を入力すれば関連する事例を提示できる仕組みが整いました。現場でのテストでは、情報収集の効率化やリスクに対する意識の向上が確認されましたが、回答の不一致や検索精度に関する問題も明らかになりました。

このフィードバックを受けて、システムの構成やデータ処理のプロセスを見直し、データ構造の最適化や前処理の改善を行いました。また、複数の検索手法を統合したアルゴリズムを実装し、回答フォーマットについても制御を行いました。その結果、検索精度が向上し、必要なナレッジがより正確に提示されるようになりました。

今後の展望


一方で、ナレッジを並列で検索する際に不要な回答が生成される問題も確認されています。今後は、戸田建設のデジタルトランスフォーメーション(DX)統轄部門が独自のアルゴリズムを改善し、全文検索機能やAWS Kendraを活用することで、不要な回答を抑制し、検索精度のさらなる向上を目指す計画です。この取り組みによって、現場でのナレッジ活用が一層進み、安全・品質指導の質が高まることが期待されています。

会社紹介


  • - 戸田建設株式会社
1881年に設立された戸田建設は、建築や土木工事に関する総合的なエンジニアリングサービスを提供しています。安全に配慮した施工管理と、地域の発展に寄与する事業展開で長年支持されています。
URL: 戸田建設

  • - 株式会社HACARUS
2014年に設立されたHACARUSは、少ないデータを活用して問題解決を図るAIソリューションを提供しています。迅速な情報提供を実現し、企業のオペレーションの効率化を図る実績があります。
URL: HACARUS


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