おにぎり人気トレンド
2025-02-17 17:18:38

2024年のコンビニおにぎり人気トレンド「両極化」時代の到来とインバウンド需要の拡大

2024年のコンビニおにぎり人気トレンド「両極化」時代の到来とインバウンド需要の拡大



一般社団法人おにぎり協会が実施した「コンビニおにぎり人気調査2024」が話題となっています。2024年は、原材料の価格高騰が影響し、コンビニおにぎり市場においても「コストパフォーマンス(コスパ)」と「ボリューム」の両方が求められる時代となりました。これまでの定番メニューと一緒に、新しいバリエーションも登場し、その結果、購入層や人気の具材にも変化が見られます。

おにぎり市場の変化



g2034年の初頭から、コンビニ各社はそれぞれの戦略として、リーズナブルな価格帯の商品に力を入れ始めました。特に、セブン‐イレブンでは「うれしい値!」を導入し、主力商品を手頃な価格に改定。また、ローソンは「盛りすぎチャレンジ」を行い、通常より47%増量したおにぎりを販売しました。一方でファミリーマートは、高単価の商品として、サンドおむすびやSPAMⓇむすびなど新しい商品を投入しています。このように、安価なおにぎりとリッチな選択肢の両極化が進んでいるのです。

人気のおにぎりランキング



調査では、定番商品「ツナマヨネーズ」と「鮭」が引き続き高評価を得ており、特にツナマヨネーズは全てのコンビニで1位を獲得しています。顧客層は主に40代・50代の男性が占めています。またファミリーマートやローソンでは価格設定に若干の違いが見られ、廉価な一品もあればリッチなものも人気を集めています。以下は2024年の人気おにぎりランキングです:

セブン-イレブン


1. 手巻おにぎり ツナマヨネーズ(128円)
2. 手巻おにぎり しゃけ(128円)
3. 手巻おにぎり 北海道産昆布(128円)
4. 熟成旨味仕立て 紀州南高梅(128円)
5. 赤飯おこわおむすび(140円)

ローソン


1. 手巻おにぎり シーチキン®マヨネーズ(157円)
2. 和風シーチキン®マヨネーズ(157円)
3. 手巻おにぎり 北海道産日高昆布(140円)
4. 金しゃりおにぎり 焼さけハラミ(279円)
5. 手巻おにぎり 熟成紅鮭(192円)

ファミリーマート


1. 手巻シーチキンマヨネーズ(155円)
2. 直巻焼しゃけ(150円)
3. 直巻和風ツナマヨネーズ(138円)
4. 手巻紅しゃけ(180円)
5. ごちむすび 鮭はらみ(249円)

ミニストップ


1. 手巻ツナマヨネーズ(118.80円)
2. 手巻紅鮭(151.20円)
3. 手巻真昆布(135.00円)
4. 手巻梅(135.00円)
5. 手巻炙りたらこ(151.20円)

インバウンド需要の影響



インバウンド需要の増加もおにぎりの販売を後押ししています。訪日観光客が増える中、日本国内のコンビニおにぎりが注目されています。7%から10%の売上増を記録するコンビニも多く、特にローソンの「日本おこめぐりシリーズ」では各地のブランド米を使用し人気を得ています。海外ではおにぎりが高価格なため、訪日客にとっては相対的に手頃と映る傾向があります。

新作おにぎりの人気



2024年新作のおにぎりは、ボリューム感を重視した商品がトレンドとなっています。たとえば、ローソンやミニストップでは「具!おにぎり」や「でかむすび」がラインナップされ、満足度の高い商品開発が進行中です。ファミリーマートのサンドおむすびなど、さまざまなジャンルの商品が新たに増え、選択肢が広がっています。更に、卵を使ったおにぎりの需要も高まりつつあります。

2025年に向けて



2025年2月に「おにぎりサミット2025」が開催されます。このイベントでは、今回の調査結果が正式発表される予定です。今後もおにぎりに関する様々な調査や情報が発信され、人気トレンドが継続していくことが期待されます。

一般社団法人おにぎり協会は、おにぎりを日本の「ファストフード」として文化の側面も含めて広げていくため活動しており、今後も目が離せない存在です。公式Webサイトは、こちらからご覧いただけます。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: コンビニおにぎり 人気調査 おにぎり協会

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。