日仏の視点から考える伝統工芸の未来
2026年6月18日、京都の関西日仏学館で「伝統工芸 日仏の交差する視点」と題されたセミナー及び交流会が開催されます。このイベントは、日本とフランスの伝統工芸の技術や文化を探求する重要な機会であり、特にデジタル化や国際市場への進出に焦点を当てた内容となっています。
セミナーの概要
このセミナーは、日仏経済交流を促進する在日フランス商工会議所関西デスクと、フランス文化の普及を担う関西日仏学館が主催します。参加者は、約1時間ごとの3つのラウンドテーブルで、それぞれの専門家たちと共に現代の伝統工芸における課題を掘り下げます。セミナーの後には、参加者同士のネットワーキングを促進するためのカクテルパーティーも予定されており、交流の場としても活用されることが期待されています。
プログラムについて
開会挨拶
セミナーは13:45から開場し、14:00からサンドリン・ムシェ在京都フランス総領事による開会の挨拶が行われます。ここでは、関西日仏学館と在日フランス商工会議所の紹介があり、日本とフランスの伝統工芸の重要性が強調されます。
ラウンドテーブル1: 伝統工芸におけるデジタル化
最初のラウンドテーブルでは、デジタル技術がどのように伝統工芸の価値を創造するかに焦点が当てられます。デジタル化が進む中、オンラインの発信力やeコマースの重要性について語られ、工芸を新たな形で発信するためのストラテジーが模索されます。登壇者には、岡山工芸株式会社の総務部部長であるヴォヴィ・ピエール氏と、株式会社BERTRAND Ship&coのCEOであるベルトラン・トマ氏が参加します。
ラウンドテーブル2: 海外展開の課題と戦略
次のセッションでは、伝統工芸の国際展開について議論が交わされます。グローバルな交流が進展する現代において、工芸の職人や企業がどのように国外市場に参入しているのか、具体的な事例をもとに探求します。株式会社日吉屋の代表取締役・西堀耕太郎氏や岡本織物の専務取締役・岡本絵麻氏が登壇し、それぞれの視点から国際化のために必要な条件について意見を述べます。
ラウンドテーブル3: 文化資源の翻訳と価値創出の挑戦
最後のラウンドテーブルでは、継承された文化資源を如何に新しい価値に転換するかに挑むシンポジウムが予定されています。講師には、LVMHのメティエダールジャパン・ディレクター・盛岡笑奈氏、元京都府与謝野町長の山添藤真氏、京都大学の教授・佐野真由子氏が参加します。
参加方法と注意事項
参加費は3000円で、事前予約が必要です。本セミナーは日本語で進行され、Coefontによる同時通訳が提供されます。締切は6月11日(木)まで。定員が設定されているため、早めの申し込みをお勧めします。
お問い合わせ先
更なる情報や申し込みについては、在日フランス商工会議所の公式サイトをご確認ください。また、電話での問い合わせも受け付けています。関心のある方はこの貴重な機会を逃さず、ぜひ参加してください。文化と技術が交差するセミナーで、伝統工芸の新たな扉を開きましょう。