未来を見据えた防災の重要性が浮き彫りに
2025年8月2日、京都府亀岡市にて「第1回国際安全都市アジア市民大会in京都・亀岡」が開催される。このイベントは、亀岡市が市制70周年を迎える記念事業であり、未来の防災について深く考える機会となる。
防災から事前予防を考える
本大会は、「防災から事前予防を考える」をテーマに掲げている。亀岡市では、事故や災害に対して単に対応するのではなく、未然に防ぐことを目指す取り組みが長年にわたり行われてきた。今回の市民大会では、そのような視点に基づいて、参加者が「自分事」として安全対策を考えることが求められている。
基調講演には、内閣府の河合宏一審議官が登壇し、防災庁設置に向けた国の動向について言及する。また、アジアのセーフコミュニティのリーダーであるチョ・ジュンピル医学博士の講演も予定されており、地域の力を引き出すための防災戦略について学ぶことができる。
多様なプログラムが用意
体験型イベント
大会の午前中には、親子で楽しめる「安全安心イベント」が開催される。陸上自衛隊の特殊車両や、消防のはしご車、パトカー、白バイなど、憧れの働くクルマが大集合!
さらに、AR(拡張現実)技術を使った未来の消火体験やスタンプラリーなどの体験型ブースが設置されており、参加する子供たちの目を輝かせること間違いなしだ。このイベントでは、スタンプラリーを完了した先着250名にはミニカーのはしご車がプレゼントされる。
講演とパネルディスカッション
午後には、市民大会本番として、各種講演やパネルディスカッションが行われる。特に注目すべきは、タイ・ナーン市のティアンスートスラポーン市長による事例紹介だ。タイからの視点で地域の安全のために取り組んでいる具体例を学ぶことで、日本国内の防災拠点ともなる亀岡市での実践に役立つだろう。
また、「オーナーシップ」をテーマにしたパネルディスカッションでは、亀岡市長や大阪府松原市の市長を交え、地域の安全と市民の意識向上についての議論が行われる。これは市民が主体的に防災に取り組むためのヒントを見つける貴重な機会となる。
亀岡市長からのメッセージ
亀岡市長の桂川孝裕氏は、開催に際し「災害が激甚化する中、市民一人ひとりが主役となることが未来の防災力を高める鍵」と述べている。また、彼は参加者と共に安全・安心な未来を創造することを目指している。この大会が、そのための学びと交流の場になることが期待されている。
開催概要
以下、イベントの詳細についてご紹介します。
- 安全安心イベント: 10:00~13:00
- アジア市民大会: 13:30~17:00
- - 場所: ガレリアかめおか(京都府亀岡市余部町宝久保1-1)
- - 主催: 第1回国際安全都市アジア市民大会in京都・亀岡実行委員会、亀岡市
この貴重な機会を通じて、日本の防災力向上に貢献したい。ご家族や友人とともにぜひ、参加を検討してほしい。