自動車向け電源ソリューション
2026-05-19 11:22:19

ローム株式会社が車載SoC向けの高拡張性電源ソリューションを発表

ローム株式会社、車載SoC向けの高拡張性電源ソリューションを開発



ローム株式会社が、ADASやDMS、センシングカメラを含む車載アプリケーション向けの新しい電源ソリューションを発表しました。このソリューションは、PMIC「BD968xx-Cシリーズ」とDrMOS「BD96340MFF-C」を合わせたもので、車載SoCへの対応を実現します。

多様なニーズに応える設計


この電源ソリューションは、MainのConfigurable PMICとSub PMIC、さらにDrMOSを組み合わせることで、さまざまなSoCの用途や性能要件に柔軟に適応可能です。これにより、低電力のローエンドから高性能なハイエンドまで対応でき、電源構成の拡張性が生まれます。また、この柔軟性は、機種展開時における工数の削減や電源の高効率化にも寄与しています。

高い信頼性を実現


新たに開発された製品群は、すべて車載信頼性規格であるAEC-Q100に準拠しており、高い耐久性と信頼性を提供します。Main PMICは、車載SoC用途に特化した電圧範囲や電源シーケンス制御機能を備えており、SoCメーカーやそれぞれの世代、グレードに応じた多様な電源要求にも対応可能です。内蔵されている電圧、電流、温度の監視機能及び保護機能によって、車載環境における安全性も確保されています。

新製品のラインナップ


具体的な製品ラインナップとしては、ローエンドSoC向けに設計されたMain PMIC「BD96803Qxx-C」、「BD96811Fxx-C」があり、単体で使用することも可能です。さらに、Main PMIC「BD96805Qxx-C」とSub PMIC「BD96806Qxx-C」を組み合わせることで、DrMOS「BD96340MFF-C」と共に、低電圧・大電流化に対応できる強力な構成を実現します。これにより、さまざまな車載アプリケーションに適した電源設計が可能となります。

開発背景


近年、ADASや車載カメラの技術は急速に進化しており、その結果、車載SoCの処理性能は非常に高まりつつあります。しかし、新たに要求される設計には、複雑な電源設計や高い信頼性が必要とされました。従来の対応策では、SoCメーカー毎や世代ごとの個別の要件に合わせた設計が必要で、工数や検証の負担が大きいという課題がありました。

ロームは「Configurable」という設計思想を掲げ、PMICとDrMOSを活用することで、これらのニーズに最適化された柔軟な電源ソリューションを開発しました。この新しいアプローチにより、SoCの特性に応じた効率的な電源設計が可能になり、今後の高性能化にも対応できるようになります。

さまざまなアプリケーションへの応用


この新しい電源ソリューションの適用可能なアプリケーションは多岐にわたり、ハイパワーSoCとしてADASやDMS、統合コックピットシステム向けの利用が期待されているほか、ミドルパワーSoCとしてサラウンドビューシステムや駐車支援システム、さらにローパワーSoCとしてセンシングカメラやボディ系制御、各種センサーなどに幅広く展開されます。

お問い合わせ


新製品についてさらに詳しい情報を知りたい方は、ロームの担当営業または公式Webサイトの「お問い合わせ」からの連絡をお待ちしています。すでに量産も開始しており、次世代の車載アプリケーション向け電源ソリューションとして期待が高まっています。


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: ローム株式会社 車載SoC 電源ソリューション

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。