二十四節気を楽しむ
季節が移ろう京都で、銭湯を舞台にした新たな体験企画が生まれます。京都市と連携し、銭湯の魅力再発見を目指すこのプロジェクトは、2025年12月7日にスタートします。主題は"二十四節気"。古来からの暦を通じて、四季それぞれの細やかな移ろいを感じることができます。この企画は、放送作家小山薫堂氏の提唱する【湯道】とのコラボレーションによるものです。
 京都の銭湯文化
京都市には、今なお約80カ所の銭湯が存在し、地域の人々に長年親しまれています。文化財に指定される歴史的な建物も多く、薪で沸かした天然水の成分を活かしたお風呂は特に人気です。周囲の山々に囲まれたこの地では、四季折々の自然が繊細に変化し、その瞬間を銭湯で味わうことができるのです。このラリー企画では、銭湯を訪れた方々に、季節ごとに異なるデザインのステッカーを提供し、より深い体験を提供します。
 参加方法と楽しみ方
参加はとても簡単。まず、京都市内の銭湯で無料配布される「二十四節気 湯めぐり帖」を手に入れましょう。そして、訪れた銭湯で入浴後に番台にこの冊子を提示すると、その時期にちなんだ絵柄のステッカーがもらえます。今回のステッカーデザインは、「湯道文化振興会」が推薦した画家・山本太郎氏によるもので、彼の提唱する"ニッポン画"が描かれています。
これにより、参加者は季節ごとの絵柄を収集することができ、さらに訪れた銭湯をスタンプ方式で記録し、温泉めぐりを楽しむことができます。スタンプの数に応じて達成証が交付され、集まったステッカーやスタンプの枚数によって様々な賞が用意されています。
 キックオフイベントの開催
企画のスタートを記念して、11月30日にはT・ジョイ京都にて、スペシャルトークショーが開催されます。京都市長や、小山薫堂氏、さらに山本太郎氏などが登壇し、イベントを盛り上げる予定です。参加予定の方は、11月1日からの応募受付にご注意ください。
 まとめ
このプロジェクトを通じて、銭湯という日本独自の文化を体感し、自然の移り変わりを感じる機会を皆さんも楽しんでみてはいかがでしょうか? 京都の美しい銭湯で、心温まるひとときを過ごしながら、季節ごとの新しい感覚を楽しんでいただければと思います。
 
 
 
 
