TOIMAPが目指す「外出の安心」
株式会社KICKsが手掛けるトイレマップ「TOIMAP」は、全国各地におけるトイレの不安を解消し、快適な外出ができる社会を実現すべく、活躍を続けています。最近、TOIMAPはその掲載トイレ件数が1万件を突破し、特に観光客が多く訪れる地域においてその価値が高まっています。
TOIMAPの誕生背景
TOIMAPの開発は京都大学経営管理大学院で行われた研究をもとに始まりました。研究の一環として、観光地におけるトイレ問題の実態を明らかにするため、244軒のコンビニを調査。その結果、観光客が多いエリアではトイレの閉鎖が迫られていることが判明し、これはマナー問題や清掃コストの増加によるものでした。この問題は地域経済にも影響を及ぼす重大な課題です。
TOIMAPは、トイレ情報の提供を通じて、この問題を持続可能な形で解決するために開発されました。トイレの利用が地域にどれだけの影響を与えるかを見据え、地域の経済効果と人々の快適性を両立させる取り組みを進めています。
TOIMAPのユニークな機能
TOIMAPでは、Googleマップとは一線を画す独自の機能を搭載しています。主な機能は以下の通りです。
1.
トイレに特化した検索フィルター - 利用者のニーズに合ったトイレを簡単に探し出せます。
2.
データの収集と分析 - トイレの利用状況をデータ化し、それを基にした分析を行うことで、公共インフラの改善に貢献します。
3.
情報のタイムリーな更新 - トイレの状況は常に変化するため、リアルタイムで情報を更新して信頼性を向上させています。
こうした仕組みにより、「行ってみたら使えなかった」という利用者の不満を解消し、地域のトイレを「まちづくりの資産」に変えることを目指しています。
実績とデータの可視化
先日、八王子まつりというイベントでTOIMAPはその実績を証明しました。期間中にトイレ情報が約1.6万回表示され、多くの来場者がトイレ情報を利用したことが確認されました。このようにデータを分析することで、どのエリアで、その時間帯に、どのような設備が求められているのかを明確に可視化することができます。これにより、今後のトイレ配置や清掃計画に貢献することが期待されます。
未来に向けた取り組み
TOIMAPは今後も、複数の自治体と連携し、サービスの拡充や新たなエリアの開拓を進めていく方針です。最終的には「デジタル・ホスピタリティ基盤の共創」を目指しており、トイレといった普遍的なニーズを起点に、皆が快適に過ごせる持続可能な社会の実現を目指しています。
特別キャンペーンのご案内
現在、全国の自治体や団体様向けに、「TOIMAP」のトイレマップを無料で制作するキャンペーンが実施されています。これにより、地域住民や来街者の満足度を向上させることができます。デジタルデータを基にした政策立案支援や、コストのかからないインフラ改革を実現するきっかけとなります。
最後に
株式会社KICKsは、観光地のトイレ問題に対する意識を高め、社会に貢献することを目的としています。TOIMAPの特徴的なデータ活用を通じて、持続可能なまちづくりに力を入れていきます。トイレの問題に取り組むことが、外出の不安を減らし、より良い生活環境を提供するための第一歩となるのです。