音響の新体験
2025-06-13 10:41:28

音とファブリックが融合する体験!大阪・関西万博の新技術「紋響」

音と織物がつむぐ新体験 "紋響"



2025年、大阪・関西万博にて、株式会社ZOZO NEXTとPoiesis Labsが共同開発した「ニットファブリックスピーカー」が初お目見えします。この新しい技術を駆使したインスタレーション「紋響」は、禅の精神をテーマに、聴覚と触覚の両方を刺激する新たな体験を訪れた方々にもたらします。

1. 「紋響」の概要



「紋響」は、7月14日から7月20日までの間、関西パビリオンの京都ゾーン「ICHI-ZA KYOTO 一座きょうと」で展開されます。この展示では、テキストとアートが融合し、訪問者は音だけでなく、視覚や触覚も楽しむことができるのです。

入場には予約または抽選が必要なので、事前の準備を忘れずに。他にも、会場での体験をより深く味わうために、時間に余裕をもって訪れることをお勧めします。

2. ニットファブリックスピーカーとは



「紋響」では、ZOZO NEXTとPoiesis Labsが最新の編み技術と圧電性フィルムを駆使して生み出した「ニットファブリックスピーカー」が使用されます。このスピーカーは、テキスタイルから直接音を発する特性を持ち、従来のスピーカーとは一線を画しています。

特徴



  • - 独自の編み技術:株式会社島精機製作所の先端編み技術を用いて、さまざまな和柄の立体的なニット生地が開発され、音の指向性が自由に設計できるテキスタイルが実現。

  • - 透明電極の使用:フィルムスピーカーと透け感のあるテキスタイルを組み合わせることで、空間との調和が取れたスピーカー環境を提供。

  • - 多点制御技術:複数の部位を同時に制御するこの技術により、立体的な音場を創出し、訪れる人々はまるで布から音が湧いてくるかのように感じることができます。

3. プロジェクトの背景



このプロジェクトは、ZOZO NEXTとPoiesis Labsがファッションとテクノロジーの新たな融合を目指す中で生まれました。ZOZO NEXTの中丸啓ディレクターは、素材と音響の相互作用を驚くほど多彩な方法で探求し、その過程で禅の静けさを体感する場を作り出そうとしています。

また、Poiesis Labsの福原志保CEOは、テキスタイルと音響が人間の深い感覚とどのように響き合うのかを探求し、禅の理念に基づいた新しい世界観を提供することを目指しています。

この展示によって、訪れた人々は音と触感の両方を通じて、自己の内面との対話を体験し、自らの存在を再認識する機会となるでしょう。

4. 協力企業との連携



株式会社島精機製作所は、立体的な編み地を実現するためのテクノロジーを提供し、HUMAN AWESOME ERRORは触覚と聴覚を融合させた新しい体験の設計に参加しています。これにより、展示全体が一つのアート作品として新たな価値を生み出すことに成功しました。

経済や文化が多様化する現代において、こうした新しい試みは大きな意義を持っています。「紋響」は、テクノロジーの進化と共に、私たちの感覚を再定義するきっかけになることでしょう。

結論



音を発するニットが生み出す新しい体験は、訪問者にとって特別なものになることは間違いありません。ぜひ、多くの方々にこのユニークな展示を体験していただき、感覚の広がりを実感してほしいと思います。「紋響」が提供する新たな体験は、私たちの日常に、新しい音の視点をもたらしてくれることでしょう。


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